研修6ヶ月目 ページ5
悟空とベジータは本日もウイスに稽古をつけてもらっている。
２人をジト目で見学しているビルス。そんなビルスの視線に悟空は、気になって仕方ない、と零す。
「お気にならさず。気にしてたらキリがありませんよ」
「でもさ〜。つーか、ビルス様何イライラしてんだ？」
ウイスに修行へ集中するよう促されるが、気になる悟空。ベジータは何となく気づいていたので余計な話には参加しないようにしていた。
「ただの欲求不満ですよ」
「ん？それどーゆー事だ？」
「貴様な…」
「はぁ…ルナさんが不在なのでヤりたい事もデキないんですよ」
「神もそういう欲求はあるんだな」
「ほほほ♪神と言ってもオスですからね♪」
オスって…と心の中で呟くベジータ。悟空はウイスの話を聞いてピンと来ていない様子だった。
「んんん？ビルス様はルナと何をやりたいんだ？」
「貴方それでよく子どもが２人もいますね。夜の運動と言えば分かりますか？」
「なーんだ！運動してーならオラがビルス様の相手になればいいんだな！」
「「はぁ？」」
悟空のトンチンカンな言葉にウイスとベジータの声が合わさる。
「たしかルナはビルス様の修業相手っつったな！今ルナがいないから、体鍛えられねーでイライラしてんだ！
そっか！ビルス様とルナは夜に特訓してたんだな！」
呆れた内容にウイスもベジータも頭を抱える。悟空はベジータとウイスを置いてビルスの元へ行く。
「ビルス様ー！」
「…んあ？」
「なぁ！オラと夜の運動やろーぜ！」
「……はぁ？」
「いやさ、ウイスさんがビルス様が欲求不満っつーのになってるって。ルナがいねーから、やりたい事もできねーんだろ？
ならオラがビルス様の相手に…」
「なれる訳ないだろー！！！」
ビルスの叫び声と共に悟空は何処かへ吹き飛ばされてしまった。あーあ、とウイスとベジータは飛んでいく悟空を見上げた。
「ウイス！！何余計な事言ってるんだ！」
「だって事実じゃないですかー。ルナさんが研修に行かれて半年、日に日にイライラが増してるじゃないですか」
「余計なお世話だ！」
「まぁ、あと半年ですよ」
あと半年。神にとって時間などあっという間に過ぎてしまうもの。
だがビルスにとって、この１年は生きてきた時間よりも長く感じずにはいられなかった。
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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年10月2日 23時) (
レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです！これからも頑張ってください！更新楽しみに待ってます！ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっぺん | 作成日時：2019年9月16日 22時
