私の隣で ページ33
ウイスが杖を振ると、ザマスの右手に着けられた猫のミトンは２つに裂け地面に落ちた。
その右手に集められた気を見てゴワスは目を疑った。ザマスは慌てて右手を隠した。
ウイスが被せたミトンがなければゴワスは確実に死んでいた。ゴワスはザマスに説明を求めた。
だが、ザマスから説明は得られず第７宇宙の界王神が代わりに説明した。
「ザマスの目的はゴワス様を殺して時の指輪を奪う事だったのです」
「なんと…」
「ゴワス様さえいなくなれば、彼の計画を邪魔する者はいなくなりますから」
計画、それは超ドラゴンボールを使って不死身の身体を手に入れ偽物の悟空を作って人間を滅ぼす事。と界王神が話した。
お前は改心したのではないのか、とゴワスがザマスに尋ねた。だが直ぐには返事は返ってこず、ゴワスがザマスの名を呼んだ。そしてゆっくり顔を上げた。
「改心ですって…？誰がそんなものを…私は神の正義に従うまで。悪を滅ぼすという正義に」
ザマスは皆を睨んだ。そしてゴワスを殺そうとしただけでよく自分の計画が分かったな、と逆に悟空達に尋ねた。
悟空は未来を見てきたと話した。ザマスのせいで街は滅び大勢の人が亡くなったと続けた。
「なるほど。私は夢を叶えたのだな」
ザマスはゆっくりルナを見た。ルナは静かにザマスを見た。
「貴女が見てみたいと言った世界、もうすぐ実現出来ますよ」
「それが貴方の目指す世界なんですね」
「貴女だけですよ。私の世界を…理想を見てみたいと言ってくれたのは」
「貴方の思い描く世界には誰が生きていますか？」
人間を悪と呼ぶザマス、悪は滅ぶべきだと。では彼の理想の世界で生きる者は誰なのか。
ルナは以前、世界はそこに住む者達が生きたいと思う世界が良いのでは、と伝えた。ザマスの理想の世界、それは良い世界なのか。
「貴女には是非、私の隣で世界を見て頂きたいです」
「…」
「その為に、ここで散る訳にはいかない！」
ザマスが目の前の悟空に攻撃を仕掛けた。だが、ザマスの手はビルスによって受け止められてしまった。
「図に乗るんじゃないぞ」
ビルスは静かに左手をザマスに向けた。そしてルナは静かに目を伏せた。
「破壊」
ザマスの断末魔と共に彼の身体はこの世から消滅した。
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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年10月2日 23時) (
レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです！これからも頑張ってください！更新楽しみに待ってます！ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっぺん | 作成日時：2019年9月16日 22時
