仮説 ページ29
ブルマはビルス達に知恵を貸して欲しいと懇願した。神様を倒す方法を。
「あら、さらりと怖ろしい事を要求しますね」
「もしかして僕に喧嘩売ってない？」
「だって緊急事態だもん！」
ビルスとブルマが睨み合う。ルナは猫のままテーブルの上に座って事の成り行きを見守った。
「それにしても分からん」
スプーンでプリンを掬うビルス。ビルスの疑問はブラックとザマスが別人であった事だった。何故２人の気が似ていたのか。
「他人の空似…なんて気があるんでしょうか？」
「なるほど、そういう訳でしたか。ズノーさんの話、悟空さん達の未来の話…興味深い情報が揃いましたね」
ウイスは何か思いついたようだ。ベジータとブルマが教えて欲しいと訴えてくるので、ビルスがウイスに話すよう告げた。
ウイスの話では、天才と言われた界王ザマスがズノーの所へ悟空の事を聞きに行った。それは力を求めているのではないか。
己の正義を押し通す為の力が欲しかった。その為に絶対的な協力者を得る方法を思いついた。それは…
「オラ分かったぞ！…超ドラゴンボールだな」
「そう。その通りです。超ドラゴンボールが必要になってくるのです」
珍しく悟空の答えがウイスと合い、その場の皆んな珍しいとばかりに悟空を褒めた。
ザマスの願い、それはブラックを作って欲しい、という願いではないかというのが悟空とウイスの考えだった。
「あくまで仮説。でも超ドラゴンボールを集めたのなら何故、自分の思い描く世界を願うんじゃなくて、ブラックを作らせたの？」
ここまで静かに聞いていたルナがウイスに尋ねる。
それは先日、悟空との手合わせを経て、ザマスが悟空に興味を持ったからではないかとウイスは答えた。
そして１年待ち、次に超ドラゴンボールが使える頃にもう１つの願いを叶えてもらう。不死の身体を。
こうして準備は整い、ザマスとブラックは未来へ向かった。というのがウイスの考えだった。
ウイスの説明が終わる頃にはプリンを食べ終えたビルス。スプーンを置くとルナを膝の上に来るよう促した。
「１年も待つなんて律儀な奴」
「…待たなくても良い方法があるじゃない」
猫のままビルスの膝の上に座るルナ。頭を撫でられビルスを見上げる。
「時の指輪があれば、１年待たなくても未来に行けるじゃない」
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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年10月2日 23時) (
レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです！これからも頑張ってください！更新楽しみに待ってます！ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっぺん | 作成日時：2019年9月16日 22時
