私と破壊神の物語2

報告 ページ28

全王様の友達探しは後程にして、ルナ達は悟空の瞬間移動でビルスの星へ帰ってきた。



「か、帰ってきた！？」

「怖がりすぎだって！全ちゃんいい奴じゃんか！」

「ぜ、全ちゃん！？」



悟空の全王様の呼び方に驚愕したビルスはそのまま木から落ちてしまった。頭を打ったせいか、全ちゃん…と繰り返し言っていた。



「まったく」




ルナはビルスに近寄り、介抱する。ウイスは悟空へ地球へ戻るよう促した。







頭のたんこぶも良くなり、ほっと一息つくビルス。とりあえず全王様への御目通りも無事に済み現在ルナの膝に頭を乗せて木陰で一休みしていた。




「ブラックやタイムマシーンの事は知られてないみたいだし、はぁ…」

「そんなにビクビクする事？」

「ルナは全王様に気に入られてるから何とも思わないだろうけど、僕達からしたら脅威だよ」



そんなビルスの言葉に苦笑いを浮かべるルナ。

すると珍しく彼等の元へ界王神がやって来た。



「失礼します。ビルス様、ルナさん」

「これは珍しいね。界王神がこの星に来るなんて」



ビルスは横になったまま界王神を見上げる。ルナは膝にビルスの頭が乗っているので立ち上がれず、座ったまま頭を下げた。




「で、何しに来たの？」

「実は…」






ルナにビルス、ウイスと界王神は地球へとやって来た。カプセルコーポレーションの建物に降り立つと、そこには未来のトランクス達がいた。

そして彼等にウイスから、界王神が悟空達に伝えたい事があると説明した。



悟空達が来るまでの間、ビルス達はピラフ達が用意したプリンパフェに目を輝かせていた。そうしていると悟空とブルマがやって来る。

界王神はズノーから、超ドラゴンボールと孫悟空について聞きたいと尋ねて来た者がいる、と報告があった事を告げた。



「オラの事を？誰だ、そいつ？」

「…ザマスだとさ」



プリンを食べていたビルスが悟空の質問に答えた。悟空は言われた名前を聞いて驚いた。何故、ザマスが超ドラゴンボールを？とブルマが言うとベジータから話しておきたい事がある、と告げられた。

ベジータから、未来での出来事を話された。



「ザマスが敵…」

「ザマスが不死身」

「スーパーサイヤ人ロゼ…なんか美味そうな名前だな」



界王神、ウイス、ビルスの順にベジータの話を復唱した。そしてビルスは隣にいた界王神のパフェと食べ終わった自分のパフェグラスを入れ替えたのだった。

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