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寂しい ページ26

「ルナや他の遊び相手がいなくなって、全ちゃん寂しかったんだろ?」

「寂しい…僕、寂しかったのね?」



全王様は悟空からルナを見る。ルナは全王様にいつもと変わらない笑顔を向ける。悟空の言葉がストンと胸に落ちて全王様は納得した。



「寂しいけど、こうしてすぐルナ達は来てくれるのね」

「はい。どんな時でも参ります」

「だから寂しくないのね!」



全王様の言葉に悟空もルナも笑顔になる。
今日ルナを悟空と一緒に呼んだのは、ただ会いたかっただけなのね、と告げた全王様。ルナはいつでも呼んで下さい、と全王様に伝えると嬉しそうな返事が返ってきた。

そして最後にもう一度悟空と握手をして、悟空は倒れている界王神を担いだ。ルナも全王様に一礼する。



「全ちゃん、またな!」

「うん!」




悟空が帰り際に全王様に手を振る。全王様も答えて悟空とルナに手を振った。









王宮の前まで来て、界王神は緊張が解けて座り込んでしまった。そんな界王神に声を掛ける悟空。

少し離れた場所で、ウイスとルナと大神官が悟空を見ながら話す。




「面白い友人をお持ちですね」

「はい。まったく」

「私もまた、お会いしたくなりました」

「先生も悟空に興味が湧きました?」

「ええ。次に会える日を楽しみにしています」




3人それぞれ頭を下げ、ルナとウイスは悟空達の元へ飛んでいく。界王神の瞬間移動で界王神界へと戻った。

緊張から解放された界王神はぐったりしていた。そんな彼を見て、キビトは彼の心中を察した。




「ところで、悟空さん。友達を連れて来ると全王様に約束されてましたが…一体誰の事です?」




界王神の質問に悟空から誰かいい奴いないか、と逆に聞かれてしまった。呆れた事に、あてもなく言ってしまったみたいだ。悟空に言わせると、あの時はああでも言わないと帰して貰えなかったと説明する。



「冗談じゃありませんよ!全王様にでまかせを言うなんて…」



その事がバレてしまっては世界が終わってしまうと、界王神は冷や汗を流しながら悟空に言う。



「ステキな友達を紹介してあげて下さいね?」

「ルナはもう全ちゃんと友達みてーなモンだからな〜」



ま、後で考えっか!と楽観的に考える悟空。ウイスもルナも呆れを通り越して何も言えなかった。

神チューブ→←全ちゃん



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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします! (2019年10月2日 23時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです!これからも頑張ってください!更新楽しみに待ってます! (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします! (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こっぺん | 作成日時:2019年9月16日 22時

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