全ちゃん ページ25
「え？そうだな…うーん…全ちゃんかな？」
悟空の言葉に側近２人の目は更に細くなり、大神官とルナは思わず笑ってしまう。ウイスも目を丸くし、界王神は気を失ってしまった。
「全ちゃんか！いいね！じゃあ、何して遊ぶ？」
「悪ぃ！オラさ、今忙しいんだ！それが済んだら遊んでやっから、ちょっと待っててくれねーかな？」
悟空が手を合わせて全王様に謝る。だがいい加減悟空の態度に頭にきた側近が口を出す。
「「口の利き方に気を付けろ！！」」
「うるさい。消しちゃうよ？」
ルナ越しに側近２人に目を向ける全王様。その言葉に慌てて元の位置に戻る側近。
「「申し訳ありません！！」」
「じゃあ、それが終わったら遊んでくれる？」
「おう！何だったら、オラよりもっと良い友達になれそうな奴連れて来てやんぞ？」
「本当！！」
「任しとけ！」
「じゃあ、約束！ねぇ、この前やったあれ、約束の印にもういっぺんやろーよ！」
「あれ？」
悟空は何の事だ、と全王様を見る。全王様は悟空の手に触れてニコニコ笑う。悟空は初めて会った時にやった握手を思い出し、全王様の手を握る。
そのまま手を振ると全王様の身体は持ち上げられ、ルナの腕から離れ高く上がる。
「そうそう！これこれ！面白いよね！他の皆は出来ないんだよ？」
「へー！簡単なんだけどな？」
「こういうの、もっと知りたいのね！」
悟空は全王様の部屋を見渡して、たしかにここは退屈そうだもんな、と言う。そして、いつか地球にも遊びに来るよう全王様に伝えた。
その言葉に喜び、全王様は悟空にある物を渡した。
「このボタンを押せば、すぐに僕が行くよ？」
全王様の手のひらに現れたボタンを試しに押すが、既に全王様は目の前にいるので意味がなかった。悟空は有難くボタンを帯の中にしまった。
「友達の事、約束だよ！」
「おう！」
悟空と握手を交わし、全王様はルナに体を向けた。
「ルナ！お友達が出来たのね！」
「良かったですね」
「そう言えば、ルナは全ちゃんのお世話してたんだってな」
「そうなのね！退屈な時はルナ達が一緒に遊んでくれたのね！でも、管理人をやって貰う事になって皆それぞれ１２の宇宙に行っちゃったのね」
「そっか、全ちゃん寂しかったんだな」
寂しい？全王様は首を傾げた。
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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年10月2日 23時) (
レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです！これからも頑張ってください！更新楽しみに待ってます！ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっぺん | 作成日時：2019年9月16日 22時
