お呼び出し ページ21
朝食を貰ってルナ達はビルスの星へ戻った。実は研修後家に戻ったのは今が初めてだった。
自宅に荷物を置いて、不在の間の星の動きを確認した。他の管理人が来て見てくれていたので大きな変化はなかった。
「やっぱ我が家が落ち着く」
久々に帰宅し、そのままお風呂にお湯を張って入浴する事にした。湯船に浸かりながら、また起きてしまった問題について頭の中で思い返すが、答えが出る訳でもなく今は考えるのを辞めた。
すると家のドアが開いた音が聞こえた。その後こっちに駆けて来る音がしたかと思うと浴槽のドアが勢いよく開いた。開けた者は良く知る奴だった。
「おい、ルナ!一大事だ!!」
ビルスが勢いよく浴室に入ってきたので、ルナは杖を使って浴槽のお湯を勢いよくビルスにかけた。
「いきなり入ってくるな!!」
怒られたビルスは浴室から出てルナの部屋で彼女が出てくるのを待った。勝手にタオルを拝借して拭きながら。
「何、いきなり入ってくるのよ」
バスタオルを巻いて出て来たルナ。髪の毛を拭きながらビルスの横を通って衣装棚から着替えを出して、着替えるから後ろ向いて、と言う。
「今更後ろ向いてろもないでしょ」
「いいから」
ビルスを後ろに向かせ、着替えを済ますルナ。髪を乾かしながらビルスに何があったかを尋ねた。
「で、どうしたの?」
「そうだよ!!何呑気に風呂に入ってるのさ!!」
ビルスは勢いよく立ち上がり、ルナに寄ってくる。そして先程、全王様から連絡があった事をルナに話した。
全王様からは孫悟空に会いたいから連れて来て欲しい、そしてルナも一緒に連れてきて、という内容だった。
「私も?」
「ルナなら話はわかるけど…何で悟空なんだ…」
頭を抱えるビルス。ルナは髪を乾かし終えると全王様の元へ行く為に更に着替えた。そしてビルスの手を引いて家を後にした。
全王様の連絡を聞いてウイスは直ちに悟空へ連絡を入れた。瞬間移動でやって来た悟空、ビルスにこれから忙しくなる旨を伝えたがビルスに頬を抓られ耳元で話す。
「全王様がお前に会いたいんだと!」
「いちちちち…全王様が?」
「直ぐに王宮に来るようにとの事ですよ」
武道会の事かな?と尋ねる悟空だが、ウイスもルナも今回の要件は詳しくは知らないのだった。
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こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします! (2019年10月2日 23時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです!これからも頑張ってください!更新楽しみに待ってます! (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします! (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです!更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こっぺん | 作成日時:2019年9月16日 22時