手合わせ ページ19
「ど、どうぞ喜んで戦って下さい！…です！ます！」
悟空の拙い申し出にザマスも困惑する。見兼ねたゴワスが箱を仕舞いながらザマスに話す。
「戦って差し上げなさい」
「ゴワス様…！」
「これはお前が人間を知る良い機会になるだろう」
「………わかりました」
ゴワスに言われ渋々了承するザマス。ルナはゴワスに、ありがとうございます。とお礼を言った。
「やったー！やっぱ爺ちゃんは物分かりいいな！」
これも修行、と告げるゴワス。そして手加減はするようザマスに言うが、手加減はいらないと悟空は主張する。ビルスも手加減は無用と告げ、でないと死ぬ事になるとザマスに忠告する。
戦いの場所へ移動する際、ルナはザマスの隣を歩きザマスに話し掛ける。
「以前、うちの破壊神の下で修行してる奴がいるって言ったの覚えてる？」
「はい」
「機会があったら是非、ザマスと手合わせ願いたいって言ったの…あれ、悟空の事なの」
「っ…！そうだったんですね」
「まぁ、あんなカンジの奴なんだけど…悪い奴じゃないからさ。相手してあげてよ」
「…あの者が、以前ルナ様が面白いと言っていた人間ですか？」
「そうだよ。さっきの挨拶も面白かったでしょ？」
思い出して笑うルナ。ザマスはそんな彼女を見ていた。そんな話をしていると、少し開けた場所に着いた。
ルナはザマスによろしくね、と告げてビルス達の所へ行った。そして悟空と向かい合い、いざ手合わせが始まった。
まず悟空がスーパーサイヤ人になった。悟空の変身にザマスは驚きながら見た。あれがスーパーサイヤ人、とウイスが説明する。
そして最初に仕掛けたのは悟空だった。悟空の拳がザマスに向かって行ったが、ザマスはその拳を受け止め横へ受け流した。悟空の背後に回り手を振りかざした…だが悟空の掌の気の塊がザマスの手を防いだ。
その拍子にザマスの気が上がった。その気がブラックの気と似ている事にビルスとウイス、悟空は感じ取った。
ザマスは人間にここまでの力があるのかと驚いている中で悟空の拳が決まり、座り込んでしまった。悟空はザマスに手を差し出し、また戦ってくれと笑顔を向けた。
だがザマスは納得がいかず、手を構えるがゴワスに止められ気を抑えた。悟空の手を取り立ち上がった。
「ふぁ〜。指輪は確認出来たし、食後のデザートは食べ損ねたし。ルナ、ウイス、帰るよ」
ビルスは踵を返し帰る事を告げた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こっぺん(プロフ) - 紅蓮さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年10月2日 23時) (
レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品大好きです！これからも頑張ってください！更新楽しみに待ってます！ (2019年10月2日 21時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - YUUKOさん» ありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願いします！ (2019年9月24日 21時) (レス) id: 8f1ba3636c (このIDを非表示/違反報告)
YUUKO(プロフ) - 凄く面白いです！更新楽しみにしてます。これからも頑張って下さい (2019年9月23日 21時) (レス) id: 5afe16bc4a (このIDを非表示/違反報告)
こっぺん(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます。のんびり更新していきますので、よろしくお願い致します。 (2019年9月19日 7時) (レス) id: b36c557853 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こっぺん | 作成日時：2019年9月16日 22時
