私と破壊神の物語2

挨拶 ページ17

ブルマの家でディナーを頂いて間もなく、ビルスとウイスとルナは、ウイスが探したザマスに会いに行く事にした。

その話に１番に反応したのが悟空だった。自分も行きたい熱意をビルス達にぶつけ渋々了承したのだった。



ウイスの後ろにはビルス、その後ろに悟空。ルナは猫になってビルスの膝の上に乗って行く事にした。

移動中、ウイスにザマスについての話を聞いて余計ワクワクする悟空。そんな悟空にやれやれ、と少々呆れるウイスだった。





第７宇宙から第１０宇宙までは少々距離があったが、やっと着いた。着いた時にはちょうど第１０宇宙の界王神ゴワスと見習い界王神のザマスがいた。

ゴワスはビルス達の登場に頭を下げて挨拶する。



「これはこれは、ビルス達」

「やぁ」

「お久しぶりでございます」




ビルスは片手を上げて挨拶し、ウイスは頭を下げる。
ビルスに抱っこされていたルナは地上に降りて猫から人型へ戻る。



「ご無沙汰しております。ゴワス様。先日の研修の件、大変お世話になりました」

「いやいや、私も良い機会となりました。こちらこそ感謝しております」




ゴワスと挨拶を交わして、隣にいるザマスに目を向ける。




「ザマスもお久しぶり。この間はありがとうございました。急に来てしまってごめんなさいね」

「い、いえ。そんな…私こそ先日はありがとうございました」




ザマスはルナへ頭を下げる。そしてゴワスがザマスをビルス達に紹介する。紹介し終わると、悟空が駆け寄りザマスを近くて見る。

ザマスは何故人間がここにいるのか驚いていた。ザマスの反応を見て、悟空に会うのはこれが初めてだとウイス達は感じた。そして悟空に挨拶するよう告げた。



「孫悟空！はじめました！」

「冷やし中華じゃないんですから」

「本日はお日柄もよろしく、足元の悪い中、誠につまんねぇものです！」




悟空の滅茶苦茶な挨拶にゴワスも困惑する。ウイスとビルスが捕捉で悟空について紹介する。

ザマスは何故このサイヤ人は破壊神やルナと行動を共にしているのか、悟空を警戒していた。だが



「へぇー！界王様にしちゃ、かなり鍛えてるみてぇだな！」




ザマスの腕を掴んで確かめる。突然の悟空の行動にザマスは思わず悟空の手を振り払った。



「気安く触るな！人間！」


「やめなさいザマス！…ザマス！」



ゴワスがザマスの手を取り落ち着かせる。だがザマスは悟空を睨んだままだった。

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