210話 一時預かり ページ15
「ん･･･」
目が覚めると、そこはオーナー室
「あら、目が覚めた？」
その声はクリスだった
もう陽がすっかり昇っている
「あの･･･私？」
まだ頭がぼやけている
クリスはデスクにペンを置き、ため息をついた
「明け方までフリーとバトルしていたんですって？」
半ば呆れた声
「そうでした！！」
と、ソファから飛び起きた
「ベイには関わらないって約束したのにごめんなさい！！」
と首を垂れる姿に 少し困ったクリスは
「頭を上げて頂戴」
そう優しく語りかけた
「理由はどうあれ、貴女がベイに
真摯に向き合っている事は判ったわ」
「？」
「あの子がね、珍しく言ったの
みぅさんがバルトに似ているって
それに「このまま追い出すのか？」って２人して言うんですもの」
「２人って？？」
「ん？シスコとフリーよ」
「え！」
「トレーナーのトラッドとも相談してね
ゴッドブレーダーズカップまで
貴女をこのクラブで一時預かりにする事にするわ
それでいいかしら？」
急な展開でついていけない
「でも、それは･･･」
「条件はあるわ
ウチの子達には手を出さないで頂戴
その為に仮所属をしてもらうの」
「！！」
一瞬息を飲んだ
ああ、自分が進む道は一つなんだと･･･
「勿論です！でも･･･」
「大丈夫『お友達』に会いに行くんでしょ？
それはクラブとは関係なく行ってらっしゃい
乱太郎達とはここで「練習」してもいいって事よ」
「でも、なんで急に･･･？」
クリスは
「私も貴女の健気な姿を応援したくなったのよ」
と微笑んだ
隣ではトラッドがため息をつきながら
「そう言う事だ、まぁ腑に落ちないところはあるが
午後からの練習から参加してもらう」
半ば諦めた口調でそう告げる
トラッドさん･･･
優秀なマネジメントトレーナー
あのブルスの勧誘を断った人
「･･･ありがとうございます」
「ＮＹブルスがランキングの選考を始めるみたいだ
君がどうするかは俺達は関与しない
だが、くれぐれもこのクラブの名前は
汚さないでくれ」
「はい、勿論です」
いよいよブルスが動き始めた
もしかしたらスネークピッドとも
思った以上に深く関わりがあるかもしれない
あの場所の本当の目的を暴かなければならない
あの大舞台に立って･･･全てを明らかにしてみせる！
そして「彼ら」をこの手で･･･
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スコ様好き - キタキタキタ〜！僕の最推しシスコ様！！カッコイイってかヤバイ！ヤバイ！ワキ坊との絡みも最高で至福の極み！！うわぁぁぁ〜最高すぎるぅぅ〜！！！最終章楽しみ過ぎ (2019年5月24日 20時) (
レス) id: 851d5640ed (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 名無しになりたいフリー好きさん» 明けましておめでとうございます 年末年始に嬉しいコメントをありがとうございます!!!! 続きも読んで下さると嬉しいです^^ 今年もよろしくお願いいたしますm(__)m (2019年1月1日 20時) (レス) id: 9664f76be9 (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き - 明けましておめでとうございます！ 今年もよろしくお願い致します！ (2019年1月1日 0時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたいフリー好き - いつも拝見させて頂いております！ この作品は I の時から見ており、とても楽しみに次作を待たせてもらっています！更新頑張ってください！ (2018年12月31日 5時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
少年あした - 美桜さん» はい！わかりました！更新頑張ってください！ (2018年12月23日 22時) (レス) id: 38b557149e (このIDを非表示/違反報告)
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