【BL系短編集】ベイブレードバースト 神 超ゼツ

スオウ×常夏×フブキ　三角関係？2　 ページ16

「おや？」

走り去るトコナツを見かけたスオウはその先を見る

「フブキ･･･？」

近寄ると眠りこんでいる彼の姿がある

「珍しい･･･アナタがこんなに無防備なんて

このまま襲ってしまいますよ？」

そこで常夏の赤らんだ顔と慌てた様子を思い出す

「･･････」

何かに感づいたスオウは後を追う

「トコナツ･･･」

体育館に戻るとトコナツを呼び出す

「トコナツ、さっきまでフブキと屋上にいましたね？」

「あ、スオウ君･･･」

思わず視線を逸らす

するとスオウは髪をかき上げる

「貴様、誰のモノに手ェ出してんのかわかってんだろうな？」

蛇のような目に一瞬すくんでしまう

「え？スオウ君？」

模様の刻まれた頬を見てゾッとする

だがスオウはまた元のたれ目に戻ると

「トコナツはフブキが好きなんですね？」

にこりと微笑む

「いや、そんな･･･尊敬はしてるけど･･･

す、好きとか･･･」

耳まで真っ赤になるトコナツを見て

ため息をつくスオウ

「これはこれでカワイイですね

趣味ではないのですが･･･許しましょう」

「え？何が」

と言い終わらないうちに片手で壁に押し付けられる

「ッ！！」

何が起こっているかわからないトコナツに近付き

耳元で囁く



「キミも、フブキと同じように可愛がってあげますよ･･･」

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