キミのトナリ。 (ページ17)

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彪馬【放課後きみと】ページ17

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あーあ、ちゃんと宿題やっておけばこんな事にはならなかったのに。

溜まりに溜まった宿題の山に追われて居残り。

まさか終わってないの私だけだなんて、恥ずかしすぎる。

誰も来ませんように…。

そんな願いとは裏腹にガラガラとドアが開く音。

『あーれー？もしかして居残り？』

はあ、、ばれた。

「彪馬…まだ学校いたの、？」

『んーなんかまだお前いる気したから？

彼氏の勘ってやつだなー多分。』

相変わらずのどや顔で近づいてくる彪馬。

「何それ、余計なお世話だなぁ」

『で？終わりそうなの？』

顔を覗き込まれて、目をそらす。

『ふっまじかよ笑』

「…いつか終わるもん。」

見上げた彪馬の顔はなんだかいつもと違くて。

『じゃあ…さ、頑張れるように、特別いいことしてあげよっか』

「、どういうこと？」

答えを待たずして視界が閉ざされ唇に感じる彪馬の感触。

「んっ…んん…」

わざとらしい水音も、彪馬となら全てが快感に変わる。

そういえばこういうの久しぶり。

『ごめん、本当はこんなつもりじゃなかったんだけど』

そう言いながらもう手は私のブラウスに掛けられて、されるがまま。

誰が来るかも分からないスリル感が更に私達を興奮させる。

そのまま行為を終えて、私の隣に寝転がる彪馬。

「、え？泣いてる？」

『え、いや、久しぶりだったし、嫌がられるかと思ってたから…』

なんて行為中とは比べ物にならない程の弱気な彼の顔。

「ばーか、私はずっと彪馬のこと好きだよ？」

『んふっ俺も』

溜まっていたものは宿題だけじゃなかったみたい。

もう居残りは彪馬とふたりでなきゃ、楽しくないね？

fin.