六。 ページ7
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『その、先生?二見くんのお姉さんのお店のバイトさんってどんな人?』
「先生?
んー、教えるの上手い。あと教科書めくるのめっちゃ速い」
それは凄いのか、?
『へえ』
「賢そうな大人と知り合いだった。」
『枸橘大学通ってるんだもんね。
類は友を呼ぶのか』
「なんだそれ」
『えっと、性格とかが似てる人たちは自然と集まる、みたいな?
二見くんの先生さんとそのお知り合いさんは頭が良い同士で、自然と知り合ったのかなっていう、』
「あー、なるほど、?
たしかに、先生頭良いけど少し抜けてるとこあるし、知り合いの人も店に忘れ物してってた。」
そこも似てる。なんて
少し抜けてる。ドジってこと?
それなら、
二見くんも類は友を呼んでるんだ
「瞬ちゃんも類は友を呼んでるね!」
「は?どこが?」
青山くんも私と同じこと思っていたみたいで。
私は口には出さなかったけど。
「ドジなとこ!
類友だ!」
『んふふ、類友って笑』
「ちげーし、笑うな」
『ふふ、ごめ、、んふふ笑』
そっぽを向いてしまった二見くん。
『ち、違うの、!二見くんのこと笑ったんじゃなくて、類友って略した言葉が面白くて、それで、、ふふ笑』
「まだ笑ってる」
「紫登ちゃんのツボって謎だよね」
『え〜、そうかなぁ?笑』
「オレの友だちもいつも変なとこでツボってる
類友か?」
『二見くんまで類友って、笑笑
というか、私は二見くんのお友達知らないから類友ではないよ笑』
「あ、そっか」
『んふふ』
二見くん面白いなぁ。
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『休み時間終わるね』
「マジか
教えてくれてありがとうな」
『いえいえ、また分からないとこあったらいつでもどうぞ!』
「おう、じゃ」
『うん!』
足早に教室を出ていく二見くん。
『ふぅ、』
緊張した。けど楽しかったな
授業が始まる残りの数分はクラスの人、特に女の子たちからの視線だったり、二見くんについて質問されたりで大変だった。
...
「お、瞬おかえりー
どうだった?」
「すげー分かりやすかった」
「だろ?
って、お前そのペン」
「あ?、、、、あ。」
「紫登のペンだろ
間違えて持ってきちゃったか」
「返してくる」
「もう授業始まるぞ。後ででいいだろ
紫登のことだから余分にペン持ってるだろうし」
「あと2本あるって言ってた」
「ははっ、さすが紫登!」
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ここ(プロフ) - クールドジ男子のふわふわした世界観とこの作品のいきすぎてないふわふわな世界観が 素晴らしく大好物です笑次の更新も楽しみにしています!即☆押しました!笑 (2023年1月23日 21時) (レス) id: 5bd3260c45 (このIDを非表示/違反報告)
イウォル(プロフ) - 主さんのお話の書き方すごく好きです!始めの回読んだ瞬間、「あ、これ好みの小説だわ。」と思い、秒で星押しました(笑)更新楽しみにしています! (2023年1月20日 12時) (レス) @page2 id: 6e6f6e2838 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!! (2023年1月17日 15時) (レス) @page9 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はむ。 | 作成日時:2022年12月29日 12時