五。 ページ6
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学校でもし分からないとこがあったら聞きに来ると二見くんに言われたのだが、その時が早くも来た。
3限目の終わり。
次終わったらお昼だ〜なんて思っているとなにやら教室の入口付近がザワついていた。
見ると青山くんが二見くんと話している。
わ、二見くんだ。めずらしい。
二見くんはA組でウチはD組だから割と遠いし、いつもは青山くんや黄田くんがA組の方に行ったりしているから二見くんがこっちに来ることは滅多にない。
だからほら、クラスの女の子たちのほとんどが二見くんを見ている。
目立つ人だ。
なに話してるんだろ、部活関係かな。
なんて思いながら二見くんたちの方を見ていると、青山くんが私の方を見て指さした。
え？
二見くんと目が合ったと思ったら、こっちに向かってきて
「紫登」
と、名前を呼ばれた。
私？
『は、はい、！
なんでしょう二見くん、！』
なんて焦っている私を頭にハテナを浮かべながら見ている二見くん。
うんかわいい。
「今いいか？」
『うん、！全然大丈夫！』
「さっき数学で分かんないとこあったんだけど」
と、持ってきたノートを開く二見くん。
『あ、はい、！』
まさかこんなに早く来るとは。
「瞬ちゃん、紫登ちゃんの隣の席僕のだからそこ座っていいよ！」
「サンキュー青山」
と言いながら青山くんの席、つまり私の隣に座る二見くん
うわ、
うわわわわ。
うわあ。
あとで赤井くんに報告しよ。
「これなんだけど」
『は、はい、、
あ、その問題なら私も今日やったよ』
「マジ？」
『うん、これは、』
「待って、
、、、、、あ、」
『？』
「ペン持ってくるの忘れた」
あと教科書も。なんて
自分のノートだけを持ってきたというドジな二見くんにきゅんとなりながらも
『私ので良かったら使う？』
と、シンプルなシャーペンを渡す
「いいのか？」
『もちろん！
あと2本持ってるから！』
ちなみに消しゴムも3個持ち。
「すげえな。サンキュ」
『いえいえ、教科書も私のでいいかな？』
「おう」
.
.
「あーなるほど、そういうことか」
『そうそう、飲み込み早いね二見くん』
「紫登の教え方上手いから。
オレ授業聞いてても全然分かんねえし」
『そう言ってもらえるの嬉しいな』
ストレートだ。
素直に伝えてくれる二見くんに照れる。
「先生みたいだ」
先生、か。
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ここ(プロフ) - クールドジ男子のふわふわした世界観とこの作品のいきすぎてないふわふわな世界観が 素晴らしく大好物です笑次の更新も楽しみにしています！即☆押しました！笑 (2023年1月23日 21時) (
レス) id: 5bd3260c45 (このIDを非表示/違反報告)
イウォル(プロフ) - 主さんのお話の書き方すごく好きです！始めの回読んだ瞬間、「あ、これ好みの小説だわ。」と思い、秒で星押しました(笑)更新楽しみにしています！ (2023年1月20日 12時) (レス) @page2 id: 6e6f6e2838 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!! (2023年1月17日 15時) (レス) @page9 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ。 | 作成日時：2022年12月29日 12時
