三。 ページ4
.
週明け。
廊下を歩いているとなにやら騒がしい集団が。
朝から元気だなぁ〜。なんて思っていると
「お、紫登ー!」
『赤井くん!おはよう』
「はよ〜」
「紫登おはよ!」
「おはよう紫登ちゃん!」
『黄田くんも青山くんもおはよう!』
黄田くんと青山くんは同じクラスの男の子。
ハンドボール部。
見ると二見くんもいる。
部活動仲間の集まりか。
相変わらずかっこいいな。
『お、おはよう、二見くん、!』
「おう。はよ」
わわ、挨拶しちゃった、!!
今日1日生きていける。
「紫登も見ろよこれ!笑」
と、二見くんの持っているノートを指さす赤井くん
「瞬、昨日テスト勉強頑張ったんだってよ笑」
もうすぐテストなんです。
ちゃんと勉強してるなんて偉いなぁ。
それにしても、さっきからなぜか赤井くんが笑っていて。
どうしたんだろうと思いながら二見くんのノートを見せてもらう。
そこには
『これ、犬、??』
犬のような、猫のような、可愛らしいイラストがノートの下に描かれていた。
「は?」
自分のノートを確認する二見くん。
そして
「、、、ああ、これウチの犬」
「ぶはっ!!お前見せるページ間違ってたのによく堂々としてんな!笑」
と、さらに吹き出す赤井くん。
黄田くんと青山くんも笑ってる。
二見くん、またドジしてたんだ。かわいい。
「わざとだし」
「嘘つけ!!笑」
「笑うな」
なんて。
「てか、よく犬って分かったな紫登。
俺、猫かと思ったわ」
『うーん、犬か猫かだったら犬に見えたの。
この子のお名前は?』
「さくら」
『かわいい名前だね!』
「コイツ」
と、スマホの写真を見せてくれた
『わあ、かわいい〜!!』
「だろ?」
なんて少し自慢げな二見くん。
あ〜〜〜〜〜。かわいい。好き。
と、天を仰ぐ。
「おい紫登?おーーーい。
戻ってこーい?」
『危な。ありがとう赤井くん。』
もう少しで昇天するところだった。
おそるべし二見瞬くんの破壊力。
.
176人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ(プロフ) - クールドジ男子のふわふわした世界観とこの作品のいきすぎてないふわふわな世界観が 素晴らしく大好物です笑次の更新も楽しみにしています!即☆押しました!笑 (2023年1月23日 21時) (レス) id: 5bd3260c45 (このIDを非表示/違反報告)
イウォル(プロフ) - 主さんのお話の書き方すごく好きです!始めの回読んだ瞬間、「あ、これ好みの小説だわ。」と思い、秒で星押しました(笑)更新楽しみにしています! (2023年1月20日 12時) (レス) @page2 id: 6e6f6e2838 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - 更新頑張ってください!! (2023年1月17日 15時) (レス) @page9 id: 1103151c8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はむ。 | 作成日時:2022年12月29日 12時