39 ページ39
.
悟くんが放ったであろう「呼び捨てで呼んでいいのは俺だけ」って言葉がぐるぐると頭の中を駆け回る。
ちょっと、どういうことか理解できそうにない。
だって、悟くんの行動や言動を見てる限り、私のことなんてもう嫌いなんじゃないの?
「ま、待って、2人はなんの話しをしてるの?」
頭の整理をしたくて、そう声を2人に掛ける。
「時期に分かる事だよ」
先に反応したのは傑くんだった。
「お前はもう用済みだから、さっさと帰れ」
傑くんがホコリに見えているのか、彼は足を動かした。
「じゃあ一旦2人きりにしてくれないかな」
「1分な」
そう言われると、傑くんは私の顔を見つめて
「Aちゃん、ずっと好きだった。どうか私のことを、悟の目の前で振って欲しい」
泣きそうな顔をして、そんなことを言うから。
駄目だ、と分かっていても傑くんに手を伸ばして抱き締めてしまっていた。
「ちょっ、おまっ……なにやってんの」
嫉妬しない彼が、傑くんに抱きついた途端に引き剥がしてきたのはここだけの話。
.
969人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
?(プロフ) - さいっこうでした!最後までめちゃキュンキュンさせてもらいました😭 (3月7日 17時) (レス) @page45 id: 0539db3d38 (このIDを非表示/違反報告)
まめ。(プロフ) - ゆずさん» 私もそれを視野に入れ始めました、、、、、夏油編と五条編…良さそうですね、、、、 (7月19日 22時) (レス) id: 070664074e (このIDを非表示/違反報告)
まめ。(プロフ) - ☆さん» 五条かなり人気ですねー!ありがとうございます!頑張っちゃいます! (7月19日 22時) (レス) id: 070664074e (このIDを非表示/違反報告)
まめ。(プロフ) - ゆっぴさん» ありがとうございます!わたしもそっち派です^_^ (7月19日 22時) (レス) id: 070664074e (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - もういっそのことどちらのルートも作れば良いのでは…(差し出がましい口をッッ) (7月19日 14時) (レス) @page20 id: de779a252e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まめ。 | 作成日時:2023年7月12日 0時