story13 ページ13
ガチャッ
「たッただいま戻りましたァ!!」
キャァァァァァァア
......え?
何ですか。この状況。
そこには男性が爆弾を持っており、
人質らしい女性が涙目で悲鳴を上げていた
すると
「Aちゃん!こっち」
花壇の裏に太宰さんに引っ張られ隠れる
「小娘!何故帰ってきた!!」
「ひぃ...いや太宰さんに帰って来いと言われましたので」
「そうそう私が帰って来いと言ったのだよ」
「その前に、これどうしたんですか...?」
どうみてもこの状況はかなり危ない
「探偵社に憎しみを持った爆弾魔が乗り込んできたのだよ
人質もとって」
「人質だなんて...、ど、どうするんですか!?」
「う〜ん、どうしたものかねぇ...。
社員の顔は皆把握されている。
知られてないのは君だけだ」
あれ、なんか嫌な予感しかしない
「君があの爆弾魔を止めて人質を開放するのだ」
...
「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!?!?
む、無理ですよそんなの!!
不可能です!不可能です!!」
「Aちゃん、全て不可能と言っていたら
何も始まらないよ?」
「いや、でも...」
「まぁ、太宰が言うのも一理ある。
小娘、やってみろ」
「え、えぇぇえ」
「何かあの爆弾に被せればそれ程被害も出ずに済むさ
さ、行っておいで」ニコッ
あぁ、もう駄目だ。
ヤケクソだァ!!!!
もうどうにでもなれぇぇえ!!
「ウォォォォォォォォオ!!!!」
「なッなンだお前は!!(汗)」
「いッ、今すぐその女の子を話しなさいッ!!」
「離せって言って離すヤツが何処にいるかァ!」
そうだけど!勿論そうだけど!!
「そうだけど!ほら、田舎のお母さんも心配してるよ??」
「田舎に俺のお母さんはいねぇ!」
ひぃ...、もう駄目だ、この人ぉ...
ピッピッ...ピピピピピピピピピ
「...え?」
「残念だね。爆破30秒前だ」
さ、ささささ30秒前!?!?!?
「んんんんっ!!」
不味い、このままじゃ探偵社の人みんな巻き添えになって......
『何かあの爆弾に被せればそれ程被害も出ずに済むさ』
何か...被せるもの...
「残り10秒前」
...やるしか!!!
ドクッ...ドクンッ
な、なに、この、感覚......
「やっぱりね...、そうだと思ったよ」ボソッ
「太宰、お前はあの小娘について何か知っているのか」
「嗚呼、知っているよ。
私がかつて愛した、私の補佐、だからね」
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クロシア - この作品は、実在する作品の二次創作物です。オリジナルフラグを外してください。棲み分け宜しくお願いします。 (2017年2月20日 20時) (レス) id: aa524e2443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆ | 作成日時:2016年11月29日 14時