料理124 ページ29
上空に昇った先に居た理一と春
あたしは水龍に乗ったまま2人が乗った鳥に近付く
「終わったぞ」
理「お帰り!お姉ちゃん」
春「おかーり!」
理一と春が満面の笑みであたしを迎える
さっきまでテメェの状況に萎えていたが一気にそれも吹っ飛ぶ
あたしは何も言わずに2人の頭を撫でる
理一は理解出来ねぇが満更でもねぇって感じで照れる
春は只々嬉しそうに笑う
理「あ、そういえばお姉ちゃん…さっき何話してたの?」
「あぁ…、実はな……」
あたしは長曾我部から来た宴の招待について2人に話す
春は目をキラキラと輝かせて聞く
否聞こえてただろ、春は
一方理一は…
理「へぇ、凄いね!(ケロッ」
「ズルッ)」
…………予想外の反応に思わずズッコケたのには何も言わないで欲しい
理一は何も気にしてない様に見えるが…
気の所為か??
あたしは改めて理一に聞く
「戦国武将として名高いあの長曾我部の城に行くんだぞ?理一は嫌じゃねぇのか?」
理「だってお姉ちゃんが一緒だから」
「…………」
決める基準が若干間違ってる気がするが…
今回は良しとするか
「んじゃ行くぞ、遅くなると迷惑になるしな」
理・春「「うん!/あい!」」
「っし、飛ばすぞ!」
あたしは鳥に乗って水龍を海に帰してから飛ばす
鳥に向かわせたのは言わずもがな四国
西国ならではの暖かい風に吹かれながらさっきのポルトガル人について考えてた
この時代から既にポルトガル人と通じているのは知っている
だが何故攻撃し合っているのか
長曾我部の言い分からすれば向こうが仕掛けてきたというのが妥当の考えだろう
とすれば今後何かしら面倒な事が起きるのは確かだ
その被害が長曾我部だけで済めばまだマシだろう
しかしそれが四国や中国、下手すりゃ日本が巻き込まれた戦争になりかねない
ポルトガルとは室町時代からの付き合いだから大分砕けた関係なのかもしれねぇが
この時代のポルトガルは正しく黄金時代と呼ばれる時代だろう
7つの海を制したと言われる程の繁栄を極めた大航海時代のポルトガルは中々面倒だ
東南アジアから中国にまで渡って勢力を伸ばして香料貿易で巨万の富を得ている
敵に回すのは利口な判断とは言えない
これを如何対処するべきか…
あたしは頭の中で日本史と世界史の記憶を辿りながら考えた
理一と春は何も知らずにこれから行く長曾我部の城の宴に胸を躍らせている
そんなあたし達を怪しく見つめる軍にあたしは気が付かなかった
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芹 - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2017年11月23日 14時) (レス) id: 88301bc593 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ - 凄く面白いです!夢主のキャラかっこよくて憧れます!!更新頑張ってください!!応援してます(・∀・) (2016年12月3日 12時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
朱羅 - 中間テストあるので暫くコメ出来ないです。ごめんなさいm(_ _)m (2015年9月21日 17時) (レス) id: 9299aeefc2 (このIDを非表示/違反報告)
忍 - 朱羅さん» ありがとう!!そう言って(?)もらえると嬉しいよ!! (2015年9月8日 19時) (レス) id: e35de97a28 (このIDを非表示/違反報告)
朱羅 - 掛け持ち大変そうだね(^_^;)でも忍さんならきっと大丈夫だよ!忙しいかもしれないけど頑張ってね! (2015年8月31日 20時) (レス) id: 9299aeefc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:忍 | 作成日時:2015年5月6日 9時