料理122 ページ27
「Calar-se!」
[煩ぇ!]
Aは敵の言語を理解し、それに対応した
敵はまさか話せるとは思っていなかったのか面食らった顔をする
そんな事にも構わずAは苦情を続ける
「È um português?Vim para fazer que!?Não é a terra onde pode fazer como vocé gostaria aqui!!」
[テメェ等ポルトガル人だな?何しに来やがった!?ここはテメェ等が好きにしていい土地じゃねぇ!!]
突然流暢なポルトガル語が流れ始めて巨大船の男達は頭に?マークを並べている
一方ポルトガル人は驚いて開いた口が塞がらずに呆けた状態で居る
Aはそんな敵の顔にさえ苛立ちを覚える
徐に左手を上に掲げながらドスの利いた声を発する
「Se o entendo…,Volte rapidamente!!!(パキンッ」
[分かったら…、とっとと帰れ!!!]
Aが指を弾くと敵の船の周りを何本もの水の柱が天高く昇る
突然の現象にA以外の全員が驚いた
Aは涼しい顔で水を操り小船の近く擦れ擦れを通過させる
通過した後の水は海面に帰り大きな荒波に生まれ変わる
幾つもの水柱がその創生と終焉を繰り返す内に敵の船は転覆しかける
巨大船の方は多少揺れるが転覆とまでは全くいかない
Aは1つの水柱を龍に変えて龍の頭に飛び乗る
荘厳な龍の上に立つAの姿に周りの男達は思わず見惚れる
凛とした美しさと圧倒的強さに秘められた優しさ
鬼神の様だった男も今では只美女に目が眩んだいる人間となる
Aが更に指を鳴らすと水柱は全て龍と変化した
人間離れした力に敵の何人かは思わず腰を抜かす
Aはそれを見下ろしながら告げた
「Não diga duas vezes;……realmente entendeu-o?」
[2度は言わない、……分かったか?]
身が竦んでしまいそうな視線に敵は身震いし急いで船を陸から離していった
途中何人かが船から飛び降りて巨大船に向かって泳いでくる
恐らく船に残された日本人なのだろうとAは結論付けた
用が済んだので上空に居る理一と春の元に向かおうと手を構える
すると巨大船から大声で誰かに話し掛けられた
?「ちょいと待ちな、天女様よぉ!!」
「あ゛?」
天女呼ばわりに鼓膜を貫かれる様な大声にAはまた機嫌を悪くした
しかし船に居る碇の様な得物を持った男は構わず男らしい豪快な笑みを見せる
?「アンタのお陰で助かったぜ!如何だぃ、今夜の宴にご招待させちゃぁくれねぇか?」
男の青い瞳がAを捕らえて離さなかった
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芹 - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2017年11月23日 14時) (
レス) id: 88301bc593 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ - 凄く面白いです！夢主のキャラかっこよくて憧れます！！更新頑張ってください！！応援してます(・∀・) (2016年12月3日 12時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
朱羅 - 中間テストあるので暫くコメ出来ないです。ごめんなさいm(_ _)m (2015年9月21日 17時) (レス) id: 9299aeefc2 (このIDを非表示/違反報告)
忍 - 朱羅さん» ありがとう!!そう言って(?)もらえると嬉しいよ!! (2015年9月8日 19時) (レス) id: e35de97a28 (このIDを非表示/違反報告)
朱羅 - 掛け持ち大変そうだね(^_^;)でも忍さんならきっと大丈夫だよ！忙しいかもしれないけど頑張ってね！ (2015年8月31日 20時) (レス) id: 9299aeefc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：忍 | 作成日時：2015年5月6日 9時
