【戦国BASARA】流離いの料理娘、いざ行かん!参【トリップ】

料理118 ページ23

「ほれ」
春「//ふぁ〜…//」
理「ぅわー…、本当に生だ」
家「ワシにもか?」

何となく←
私未だ朝餉消化しきれてねぇんだよ(←少食)

あたしの胃袋事情など露知らず餌を与えられた犬の如く嬉しそうに食う3人
見てて何となく和むのはここだけの話

「しかしよく入るな…見てるだけで腹一杯になる」
家「Aは食が細いのだな、三成みたいだ」

家康がさり気無く出した名前にあたしは内心反応しまくる

三成…あの石田三成か
豊臣秀吉の家臣で豊臣政権の五奉行の1人
後の関ヶ原の戦いで西軍総大将をやる男だよな
また面倒なフラグが立ちそうな気が…

あたしの予想は悲しくも当たってしまった

家「そうだ、今度三成を紹介しよう!きっと良い絆を結べるぞ!」

早速かよ畜生!!
何であたしにはこう武将が関わるんだよ!!
神の嫌がらせか!?だったらシメる!!

てか石田三成って史実だと大分とっつきにくい性格だろ
そんな相手と如何しろと仰る気だこの忠犬2号は

理「みつなり…?さんってどんな人なんですか??」

またしても理一のナイス疑問で家康は説明してくれた
だが内容は予想以上だった

家「三成は秀吉公と半兵衛殿を誰よりも尊敬していてな、最早崇拝に等しいぞ。そして如何にも人付き合いが苦手の様でな…他人に対しては中々容赦無い面もあるなぁ」

それ聞かされた人間に会えってのも中々のモンだぞ
容赦無ぇって如何容赦無ぇのか凄ぇ気になるんだが…
最早史実に拍車掛かってるだろそれ
てか会うの前提か?前提なのかオイコラ←

あたしの心中を察する事無く家康は無邪気に言う

家「だが悪い奴では無い、根は真っ直ぐで常識もある、認めた相手には優しいぞ」

認めなきゃ如何なるんだよ
アレか、滅茶苦茶邪険扱い受ける系か←正解
面倒臭ぇー…

あたしの心情が思いっ切り顔に出てたのか家康は笑う

家「ハハハッ、心配するな、無理に会わせるつもりは無い。只Aなら三成も心を開くのではないかと思っただけなんだ」
「心開くとか…、そんなに他人嫌いなのかよ」
家「決して嫌っている訳では無い、只周りが誤解して近付かないだけなんだ」

成る程
要するに性格上損する人間って訳か
さっき真っ直ぐとか言ってたから筋は通ってはいるが

「極端って感じか」
家「そうだ、よく分かったな」

分からいでか←

突っ込みは溜め息に変換して口から零す
秀吉崇拝してるとか…どんだけだっつの
てか大丈夫なのか?関ヶ原じゃ2人は敵軍の総大将同士じゃねぇか

「………まさかな」

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