料理96 ページ1
―慶次side―
Aちゃんは不思議な娘だった
見た目はかすがちゃんみたいだなって思ったけど
瞳を見て違うって事がはっきりと分かった
真っ赤なのは、あの時の秀吉でもう慣れた…
それよりも気になったのはAちゃんの瞳の奥にある光
俺が会ってきた女の子達は皆優しい光を持っていた
でもAちゃんは違った
Aちゃんの光は確かに優しいけど
でもそれ以上に強さがあった
何にも屈しない強い精神
そういうのがAちゃんから感じたんだ
まつ姉ちゃんや孫市とは違った強さ
それが凄く綺麗だった
この光に惚れない男はいないねぇ
俺は確認に潤ちゃんに聞いてみた
慶「潤ちゃん、Aちゃんてモテたりするのかぃ?」
俺の問いに潤ちゃんは楽しそうに答えてくれた
潤「そりゃもう♪何たってあの見た目だし、口が荒いのがタマにキズってやつですけど」
慶「そうか〜やっぱりか〜」
俺がAちゃんの方を見ればまつ姉ちゃんに料理の説明をしている
理一君も一生懸命聞いている
微笑ましいねぇ
俺が和んでると潤ちゃんはさっきとは違う嬉しそうな笑顔を見せた
潤「でもそれ以上に、Aちゃんの目を見たら誰でもコロッと落ちちゃうんですよね!あとは性格かな〜」
やっぱり
そう思うのは、仕方ない事なんだろうねぇ
あの強い目を見れば、普通の男はあっさりと恋に落ちちゃうよ
俺も、危うく落ちかけそうになったしね
慶「ま、俺は孫市一筋だけどね」
潤「あ、孫市さんの話ですか!?聞きたい聞きたい!//」
俺の独り言に潤ちゃんが食いついた
慶「そうかぃ?嬉しいねぇ!元親や家康は恋に興味ないからな〜」
最近はこの手の話に乗ってくれる相手があまり居ないから
だから潤ちゃんが聞いてくれるのは嬉しい
慶「恋の華が咲かない時代だな…。皆、恋を下らないって言うんだ」
「…人を好きになる事の、何処が下らねぇんだ」
慶「え…?」
湯呑みを片手に春ちゃんを抱きしめるAちゃん
その目はやっぱり強かった
「その人間を好きになる事が出来るのは凄ぇ確率の奇跡じゃねぇのか?今までの偶然が重なっての出会いで惚れる、奇跡以外の何だってんだ。それを下らねぇとか抜かしてやがる奴等の方がよっぽど下らねぇっての」
淡々とした顔で言い切るその姿
これに惚れない男が居るなら男じゃない
俺はそう思えた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
第陸幕、戦国時代に飛んだ元一般ピーポーは最強のさすらい人らしいです。 【ONE PIECE：トリップ】最強船長は麦わら海賊団と再会しました。 ブラック本丸に来たのは三条宗近の血を継ぐ子供!?【刀剣乱舞】もっと見る
「トリップ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
芹 - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2017年11月23日 14時) (
レス) id: 88301bc593 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ - 凄く面白いです！夢主のキャラかっこよくて憧れます！！更新頑張ってください！！応援してます(・∀・) (2016年12月3日 12時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
朱羅 - 中間テストあるので暫くコメ出来ないです。ごめんなさいm(_ _)m (2015年9月21日 17時) (レス) id: 9299aeefc2 (このIDを非表示/違反報告)
忍 - 朱羅さん» ありがとう!!そう言って(?)もらえると嬉しいよ!! (2015年9月8日 19時) (レス) id: e35de97a28 (このIDを非表示/違反報告)
朱羅 - 掛け持ち大変そうだね(^_^;)でも忍さんならきっと大丈夫だよ！忙しいかもしれないけど頑張ってね！ (2015年8月31日 20時) (レス) id: 9299aeefc2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：忍 | 作成日時：2015年5月6日 9時
