チョコチップクッキー＜5＞ (ページ32)

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『…ジョンウヤ、ありがとう』

JW「うん？」

『ジョンウが来てくれなかったら、私…ううん、ジョンウが居なかったら、私ダメみたい』

JW「ははっ、昔の僕みたい」

ジョンウはすっかり成長した。

あのころの、オドオドしたジョンウはもうどこにも居ない。

JW「僕、いい男でしょ、もうAのこと支えられるくらいになったよ」

『何それ、笑』

JW「元彼よりも、ジョシュアさんよりも、余っ程Aに合ってると思うけど」

『ふはっ、もしかしてジョシュアさんにまで嫉妬してたの？笑』

ジョンウは、僕は真剣なんだけど、とまた頬を膨らませた。

『何が真剣なの、笑』

JW「…Aは何にも分かってない、もう」

『ええ？笑』

ジョンウは視線を落とすと、また私の目を見た。

そのジョンウ目が、やけに真剣でちょっと驚く。

JW「…僕がここまでするのは、Aだからだよ」

『…え、？』

JW「メンバーだからじゃなくて、ただの親友だからでもなくて、その…」

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JW「…好きだからだよ、NCTジジじゃなくて、Aのことが」

私たちの間の時間が、止まったような感じがした。

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