検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:8,938 hit

大天空寺 ページ2

「あ」

走馬灯が駆け巡った。

目の前には怪物が、薙刀が。

恐ろしい。怖い。

目に見える、全てが。

恐怖で埋め尽くされたように

辺り一面全部が真っ暗になった。

何故自分は記憶があるのだろう。

こうやって考える事が出来るのか。

わからない。

倒された筈なのに。

理解が出来ない。

意味わかんない…!!

「…ぃ…」

…遠くから声が聞こえた気がする。

いや、まさか。

誰も自分以外居ない筈。

暗い空間に光が一筋差し込む。

パッと使い古された

蛍光灯みたいに

段々明るくなっていく。

「オイ!」

突然怒鳴られたみたいで

ビクッと肩を震わせる。

「誰だよ…」

むくりと体を起こした。

そこには幽霊がいた。

自分と同い年位の人間も。

「A…ごめんね。
助けてくれたのに。」

違った。

タケルだ。

自分の家族同然の修行仲間。

「はーい。やめやめ。
俺様はユルセン!
とっととこれ付けて。はいはい」

再会の瞬間を遮ったと思えば、

腰に目の形をしたベルトが。

「「え」」

アイコンとかいう眼を使って変身するらしい。

「はいはいレバーを
引いて〜変っ身っ!!」

変身したかと思ったら

自分を倒した怪物が居た。

言葉にならない程の恐怖に駆られた。

トンとタケルの手が肩に置かれる。

「行くよ。」

浮遊して、姿を消して襲いかかる。

「ハッ!!」

火花が目の前で散る。

「ぐっ…」

何か勘づいたのか

ユルセンが姿を現す。

「よーしお前ら!!レバーを引け!!
必殺技を決めるぞ!!」

指令通りレバーを引く。

生きている訳ないのに

暖かさを感じた気がする。

「もう一回レバーを引け!!」

もう一度言われた通りレバーを引いた。

「よし!ダブルキックで決めろ!!」

勢い良く地面を蹴り、

怪物にとびかかるようにキックを決めた。

「ぐはぁあああああああ!!!!」

最後に出てきた眼魂はガシャンと壊れた。

「イェイっ!」

変身を解くとハイタッチをした。

久々に良い音が鳴った気がした。

そっから自分とタケルは

15個のアイコンを集めるようになった。

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←電脳救命センター



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ロウレス - 天空寺タケルお願いします。主人公がヤンデレで。 (2017年8月30日 17時) (レス) id: 098e3504e3 (このIDを非表示/違反報告)
雪ん子 - ダークナーガお願いします。主人公はダークナーガの相棒でナーガに似ている感じです。 (2017年8月27日 13時) (レス) id: 098e3504e3 (このIDを非表示/違反報告)
虎玲 - ツルギさんの激甘または甘々お願いします。無理でしたらドライブの激甘または甘々お願いします。 (2017年8月18日 22時) (レス) id: 098e3504e3 (このIDを非表示/違反報告)
かばん(プロフ) - コメントありがとうございます!甘〜いのですか…ギリギリ位まで頑張ってみます! (2017年8月4日 21時) (レス) id: 4e7ff00e4a (このIDを非表示/違反報告)
nebula - すみませんいや、ならいいんですけど泊さんの激甘または甘々願います (2017年8月2日 23時) (レス) id: a12e58eb94 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かばん | 作成日時:2017年7月26日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。