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西畑大吾side
初めての印象は
どうせ東京もんが、ギラついてるに決まってる
そう思ってた
隣の席になっても当分話しかけなかった
多分、俺のプライドが高すぎたからだけど←
どんどんクラスに馴染んでいくAに
話してみたい
そんな気持ちがわくようになっていった
テストの日
西畑「やばい！筆箱全部置いてきた！！！」
大橋「それはヤバいやつやん！！！でも、俺も1本しかないからなぁ…」
人生絶望
お先真っ暗って思ってたら
A「はい、私のシャーペンで良ければ」
そう、
東京タワーと書いてあるシャーペンをくれた
西畑「ありがとう…でも、東京タワー…」
A「お土産だと思って！！！東京自慢できるね！！！」
この時俺は思った
こいつ、面白そうって
その日から何かあれば戦い
お互い性格も趣味も違っていたけど
何だか出逢う前から知っていたような
そんな空気感が漂っていた
感謝の気持ちが一応あるから
俺の大好物、いちごオレを渡すと
大体の人は喜んでくれるから
感謝の言葉を待っていると
まさかの
A「抹茶オレの方が好きなんだよね〜、でも、ありがとう」
一言多いやありませんか
素直なAはこの後も俺を困らせた
でも、何故だか嫌じゃなかった
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作者名：さくら
| 作成日時：2020年11月26日 18時
