�� ページ17
結果はやはり1位
しかも大分余裕があったらしく
汗がキラキラと光って見えた
ハルも目をハートにしちゃって
青春だな〜と、テントの中で思っていた
『あの〜』
という声が聞こえたので振り返ると
長尾「Aちゃん！暇やったから来ちゃった」
A「暇ってねぇ…私、サボってるように見えるけど一応仕事中よ？？」
長尾「だから、俺も手伝いに来た！」
A「とか言って…去年も涼んでただけやん」
長尾「ええやん！！Aちゃんと話したくて来た！それでええかな？」
彼は突拍子もないことを急に言う
だから、心臓に悪い
子犬系男子
その言葉はピッタリ当てはまる
長尾「Aちゃんはなんの競技やっけ？？」
A「無難にハードル走だけど…」
長尾「Aちゃん速いもんな〜、皆Aちゃんに気付かんといいんやけど」
A「どういうこと笑」
長尾「そのまんまやん〜」
なんて話していると
藤原「イチャイチャしてるとこ悪いねんけど、絆創膏ある？？」
びっくりして振り返ると
ハルと丈一郎先輩
A「あら！ハル！どうしたの？！」
ハル「ごめんごめん笑」
ハル「靴擦れしちゃって…」
藤原「歩き方がおかしかったから聞いたら靴擦れって言うから連れてきたんやで」
A「ありがとうございます！」
ハル「ありがとうございます！」
何故か2人で感謝を伝えると
藤原「なんで2人から感謝されてんねん笑」
そんな話をしていると
ハードル走の召集がかかり
長尾「Aちゃんの出るやつやん！呼ばれてんで！はよ行きや」
そう言われ
まるでその空気をぶった斬るかのように
押し出された
今日の謙社は何かおかしい
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作者名：さくら
| 作成日時：2020年11月26日 18時
