�� ページ13
道枝駿佑side
長尾「最近色々コラボも多くなってきたし、やっぱり売れたいんかな？？」
A「分かんないよ〜、嫌々やってるのかも」
長尾「嫌々？？もしそうならmiraiも嫌って断ればいいのにね」
きっと謙社は思ったことを言っただけ
ただそれだけだった
急に立ち上がったAちゃんは
A「ごめん、飲み物買ってくるね」
そう言い、自販機へ行ってしまった
長尾「なんか俺、怒らせた？」
A「それが出来たら楽でしょ」
彼女がボソッと言った声
謙社には聞こえなかったみたいで
道枝「嫌、そんなことないんじゃない？どうしたんだろうね」
ってそれとなく言っておいた
謙社もそんなに気にしてないみたいだったけど
俺はその一言が頭から離れなかった
廊下から
『長尾〜！！！』
って声が聞こえ
長尾「あ！ちょっと待って！！！」
なんて勢いよく立ち上がった謙社
その勢いで俺のシャーペンがぶっ飛び
彼女がお財布を取り出した時に
開けたまんまのカバンの中へ
道枝「もう〜最悪や…」
道枝「ごめんやで…」
そう思いながらカバンを覗いた
新品の教科書が傷付いていないことに
ほっとし、シャーペンへ手を伸ばすと
1冊だけボロボロのノートが。
Aちゃんが帰ってきてしまうかもしれないのに
何故だか気になってしまい
少し中をチラッと見てしまった
そこには、俺の大好きな
あの曲のフレーズが沢山書いてあった
あと、最後のページには、サクラという
季節のワードが沢山
この先も見てみたかったけれど
流石に俺、人のノート勝手に見てるの
やばいなって思って
カバンを閉じた
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作者名：さくら
| 作成日時：2020年11月26日 18時
