9−その痺れは、幸せの痛み。 ページ9
チャニョル side
階段を二段程上ってその先見上げると、
丁度姉ちゃんの部屋から出てきたらしいルハニヒョンがいた。
また浮かない顔してる。
たたっと階段を降り始めると、俺に気付いたのかパッとこっちを見た。
「ヒョン来てたんだ？」
「おー。お帰り。」
「姉ちゃんまた寝てんの？」
「いや、今は起きてる。」
そう言って何かを思い出したように、かすかに口角を釣り上げたヒョン。
「部活の帰り？」
「いや、友達の家で喋ってたらこんな時間だっただけ〜」
「あんま遅くなんなよ？おばさん心配すんぞ？」
すれ違いざま、俺の肩を大きく一度叩いたヒョン。
「その言葉そっくりヒョンにお返しするよ。」
「あぁ。それ今Aにも言われたわ。」
あははっと笑うと軽快に階段を下りてったヒョン。
「気を付けてね〜！って言っても隣だけど。」
「ホントだよ。ってかお前さ〜！それ以上でかくなんなよ？可愛くねーから！」
人を指差すヒョン。
もう！人の事指さしちゃダメって先生に習わなかったのかな？
「ヒョンはあともう少し大きくなったら〜？」
憎まれ口を叩いてやる。
「ホント可愛くねーなお前！じゃあな！」
お邪魔しました〜！とリビングに声をかけたヒョンが玄関を閉めた音がした。
「おーい姉ちゃん。飯だってよー。」
「コラ！ノックしろって言ってるでしょ！？」
ベッドの上でヒョンから貰ったぬいぐるみをぎゅっと抱きしめてた姉ちゃんが
焦ったようにぬいぐるみをいつも置いてる場所に戻した。
もう見ちゃったんだけど…。
あー！！！2人を見てるとこっちがモヤモヤする、いや、うずうずか？
もうじれったい！まどろっこしい！全部言っちゃいたい！！
2人とも鈍感すぎ！！
でも幼馴染と恋愛するって難しい事なのかな？
俺は幼馴染はルハニヒョンしか居ないからな…
もし俺にも同い年の女の子の幼馴染が居たとしたら、
やっぱり姉ちゃん達みたいにまどろっこしい関係を続けてるのかな？
って想像してみたけど、よく分からなかった。
とにかく姉ちゃんとヒョン、2人の関係は誰にも迷惑かかってないけど
見てるこっちとしてはもう早くくっついちゃえよ！！っていうそんな感じ。
「ほら！早く立って！飯！」
姉ちゃんの手を無理矢理引っ張ると「いったーい！」って妙に大袈裟に痛がった。
なんか手が痺れてたんだってさ。何したら手がそんなに痺れるのさ…
10−延長線上を辿っていくだけ。→←8−その存在が静かに響く。
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ちゅちゅ - こりゃやべぇ (2014年8月16日 18時) (
レス) id: 9899225133 (このIDを非表示/違反報告)
alim(プロフ) - MINMINさん» 毎日1話だけの更新で、どれくらい読者様に楽しんでいただけるのか。それを課題に、キュンキュンしてもらいたい気持ちで書いてました。MINMINさんのコメントを読むとじっくりと読んでくれていることが伝わってきて、本当に励みになりました！ありがとうございました！ (2014年7月3日 11時) (レス) id: 5fc8305436 (このIDを非表示/違反報告)
alim(プロフ) - 慧さん» コメントありがとうございます！たくさんキュンキュンしてほしいなぁと思いながら書いてる作品なので、そう言ってもらえて嬉しいです♪ (2014年7月3日 11時) (レス) id: 5fc8305436 (このIDを非表示/違反報告)
MINMIN - 更新ありがとうございます!!私の中でこのお話はﾎﾝﾄにｵｱｼｽで､忙しい日も忙しくない日も同じﾃﾝｼｮﾝにしてくれて､優しく懐かしい気持ちにしてくれて､また次の日の更新が楽しみになる､そんなお話です｡毎日毎日､続きを楽しみにしています (2014年7月2日 16時) (携帯から) (レス) id: b5090dbdaa (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - きゅんきゅんしてますよぉ。 (2014年7月2日 0時) (レス) id: b16b47566a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：alim/セン
x他1人 | 作成日時：2014年5月23日 18時
