今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:31,201 hit
小｜中｜大
・11話 ページ11
え、どういうこと……？
「で、でも！まーちゃん部活に行ったんじゃ」
「行ったよちゃんと。でも、あの時は翔ちゃんが心配で、行くふりして廊下から見てたの」
ごめん、と私から離れて頭を下げるまーちゃん。
そんな、まーちゃんが謝ることじゃないのに。
ということはまーちゃんは、チョコを踏んだのは二宮だって知ってたってこと？
「だから、翔ちゃんがチョコ渡せなかったことも、不可抗力だけど二宮がチョコ踏んじゃったことも、全部知ってた」
だから、翔ちゃんも気に病むことは無いよと優しく頭を撫でてくれる。
あぁ、やっぱり。
まーちゃんは優しいな、こんな人私なんかにはもったいなさすぎるよ。
「そっか、そうだったんだね。ありがとうまーちゃん、もう大丈夫だよ」
まだ1年チャンスはあるし、とにこりと笑えばまーちゃんも安心したのか微笑んでくれる。
その笑顔に何度救われたことか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クマアラシ | 作成日時：2018年2月26日 21時
