サザンカ咲いて

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颯太に図星をつかれて惨めになって、
幸せそうな2人を心から応援できない自分が嫌になって、

どんどん私は人生の底なし沼にはまっている。



ゆっくりゆっくりと落ちている気がする。



ずっと負の感情がめぐっているのに、
自分が限界に来ていることに気づかず、
ひたすら笑顔を貫いた。


そして


ある日突然事は起こった。











声がでなくなった。



「(あれ、嘘。なんで。なんで！声が、、)」


母「Aー、いつまで寝てるの？あら、起きてるじゃない」



幸い他には問題ない。
声のみ出なくなるという状況に陥ったみたい。

とりあえず近くにあったペンと紙に書いた。


" 声が、でない "


母「え、、」


疑われるかと思ったが、母はすぐ信じてくれた。
母だけではない、父や、兄の湧もすぐに信じてくれた。



母「とりあえず、病院行きましょうか」


湧「俺から先生に言っておくよ。A、大丈夫だからな」





家族に促され病院へ。



医者「ストレスが原因かと思われます。今なにか不安に思っていることなどありますか？」


「(特には無いかと、、)」


医者「知らぬ間にストレスがかかっていたのかもしれませんね。今日からはとにかくゆっくり過ごしてくださいね。そうすれば声も戻ってくるはずですよ」




" ストレスが原因だって。とりあえず今日は休むね "

湧 " 分かった。ゆっくりしとけよー "



湧にだけLINEをして家に帰る。
母は昼から仕事らしく、家には私一人。



ストレスって何だろう。


思い当たる節はたった1つ。


自分が悪いのに、モカたちのことストレスって感じてたの？



悩めば悩むほどしんどいので一旦寝ることにした。

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