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内村side
モカは普通じゃない。
あいつのAに対する独占欲は異常。
Aを特定の誰かに渡すのが相当嫌らしい。
俺とAが付き合ってた時もそうだった。
Aと俺がデートとなると毎回と言っていいほど偶然を装って出くわしてたし。
少し喧嘩すれば別れた方がいいの一点張り。
そして、しまいには嘘までつく。
モカ「別れてくれる気になった？」
颯太「何回も言う。俺は別れるつもりは一切ない」
モカ「あっそ。ならいいよ。」
そういってモカは自分の頬を思いっきり叩いた。
そして涙目になる。俺はただびっくりしてとっさに手を掴んだ。
颯太「おいっ、！」
モカ「痛いっ、！！！」
「モカ？！ え、颯太、？」
タイミング悪く入ってきたA。
そう、俺はモカにはめられたんだ。
颯太「ほんとに信じて。俺なんもやってない」
「ごめん、私もう分かんないの。モカのことも颯太のことも大切だけど、私に両立は無理だった。」
後日、弁解しても無駄だった。
そして結局そのまま別れた。
全てモカの思い通りの結果になってしまった。
俺はモカのあの勝ち誇った顔よりも、
Aのことになると、自分までもを犠牲にする、そんな狂気をまとうモカが頭から離れない。
もっと分かりやすい伝え方とかあるはずなのに、
Aに俺はモカのことを、ただ危険だってことを伝えるのに必死で、結局伝わったかどうかすら分からない。
モヤモヤしたまま部活を終え、校門へ向かうとなぜかモカが深田といた。嫌な予感しかしなかった俺は声をかけた。
内村「おい。」
俺に気づいたモカはさっきまでの笑顔を消し、
鋭い眼差しで俺を睨んだ。
このまま話していても無駄だと思い、深田を連れて帰ろうとしたとき、すれ違いざまにモカは俺にささやいた。
モカ「所詮元彼のくせに。邪魔しないでよ」
俺は何も起こらないことを願うしかできない。
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このあ(プロフ) - たんどりーちきんさん» 確認不足でした…。ご報告ありがとうございます！ (2022年3月28日 17時) (
レス) id: d78cea6100 (このIDを非表示/違反報告)
たんどりーちきん(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グ 立ってますよー 作品は面白かったです！頑張ってください！ (2022年3月27日 12時) (レス) id: 35bc9d7cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このあ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/conoa_story_
作成日時：2022年3月25日 20時
