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モカside
私たちは幼馴染でずっと一緒だった。
幼稚園の中でも、放課後もずっと一緒に遊んだ。
小学校もクラスは離れることなく、運命なんだと確信した。
しかし、中学生になりはじめてクラスが離れた。
不安がる私にAはお昼は一緒に食べようと約束してくれた。
私たちはクラスは離れても心は一緒。
そう思っていたのに、ある日Aは頬を少し赤らめながら報告があると言った。
「私、昨日告白されて、颯太と付き合うことにした！」
嬉しそうにするAの前で私は絶望した。
私に一番はAなのに、Aの一番は私じゃない。
そんな状況がたえられなかった。
Aが他の奴と二人でってのが許せなくて、気になってしかたなかった。
たくさん邪魔をしたし、なんとか別かれる方向にもっていった。
Aの心に近づくものは許さない。
Aの心の中の特別は私一人で十分なんだ。
そして高校生になり、Aが光成に好意を持ったことに気づいた。
今度こそは付き合う前に何とかしようと思った。
だから光成と付き合った。
光成と私が付き合えばAは光成への気持ちを忘れようとする。
これでいい。
私のために考えて行動するAが可愛い。
なのに、どこからともなくあらわれた深田にかきみだされた。
颯太もまたAにかかわっているとなるととうとう手に負えなくなってきた。
その時、私は思いついた。
Aにわからせればいいってことを。
私がいなきゃAは何にもできないんだって思わせればいい。
Aを一番に思いやってるのは私なんだよ。
思いつけばあとは簡単。
深田や颯太がモテることを利用し、囲いの女たちにわざとAが深田たちとよく一緒にいることを伝えた。そうすることで、Aを不安定にし、私が助けてハッピーエンドになる、そう思った。
檜山「お前、自分が何やったかわかってんのか、？」
「ちょっとの痛みぐらい許容範囲でしょ。傷なんてすぐに私が癒せばいい。Aには私がいればいい。恋愛なんていらない」
これは恋なんかじゃない。
キスやそれ以上をしたいなんて一切思わない。
ただ、幼馴染としてずっと一緒の運命を誰かに崩されるわけにはいかなかった。
「深田、そこで聞いてるんでしょ！」
うすうす感じていた人の気配。
私がそう叫ぶと足音が近づき、どんと勢い良く近くの椅子に腰を下ろした。
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このあ(プロフ) - たんどりーちきんさん» 確認不足でした…。ご報告ありがとうございます！ (2022年3月28日 17時) (
レス) id: d78cea6100 (このIDを非表示/違反報告)
たんどりーちきん(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グ 立ってますよー 作品は面白かったです！頑張ってください！ (2022年3月27日 12時) (レス) id: 35bc9d7cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このあ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/conoa_story_
作成日時：2022年3月25日 20時
