27 ページ27
学校内は基本全部見れた。
ということは、外の可能性？？
深田「どこだよ、！」
イライラしても無駄だって分かってるけど、
見つけれない自分にイライラする。
AはSOSを出してくれたのに。
その時、窓からふと見えた倉庫。
確か、園芸委員会とかが使うやつ。
まさかと思ったが、確認した方が安心できると思い、急いで倉庫までいき、ドアに手をかけた。
鍵がかかってる。いつもここはかかっていないはずなのに。
深田「A？！いる？！聞こえたら叩いて！！」
ここじゃない可能性もあるのに、
何故か俺はここにいると確信していた。
よく分からないけど、Aがいるという気配を感じていた。
もし誰もいなかったら明日先生にでも謝ればいい。
そう思い、思いっきりドアを蹴った。
古めの倉庫だったため、
すぐにドアは壊れ、中を開けることが出来た。
倉庫にさした光はうずくまるAを照らしていた。
深田「A？！立てる？」
幸い反対側にいたAはドアの破壊での怪我はないようだった。しかし、彼女の体は震えていた。
「りゅせ、、、」
久しぶりに聞いた声は明るさを失ったもので、
俺の大好きな声のはずなのに苦しくなる。
「モカだった、、全部、、」
深田「もういい。何も言わんで。帰ろう。」
涙で震える体を強く強く抱きしめる。
1人じゃない、ってことを証明したかった。
そうでもしないとAがすぐにいなくなりそうで怖かった。
Aのためじゃないかもしれない。
これは、俺がただいてほしいから。
そんな願いも込めてひたすら背中を擦りながら抱きしめた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 388人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「少年忍者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
このあ(プロフ) - たんどりーちきんさん» 確認不足でした…。ご報告ありがとうございます！ (2022年3月28日 17時) (
レス) id: d78cea6100 (このIDを非表示/違反報告)
たんどりーちきん(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グ 立ってますよー 作品は面白かったです！頑張ってください！ (2022年3月27日 12時) (レス) id: 35bc9d7cdf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：このあ | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/conoa_story_
作成日時：2022年3月25日 20時
