【名探偵コナン】有能過ぎる転生執事【男主】 (ページ19)

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第18話ページ19

…

事の発端は長年雇っている側近執事の病気だった

普段ならば、他の使用人の仕事の分担量が増える以外に困ることは無い

ただ次の日に大事なお茶会を控えていたが為に

仕方なく雇った臨時の者＿＿それが羔野だったのだ

信頼のおける社長のお墨付きともあり、多少なりとも期待はしていたが

羔野はそれを軽々と超えた

第一印象は、綺麗な優男

特別に知的な印象を与える訳でもなく、只々綺麗な顔とスタイルをしていた

しかし、それを鼻にかけた様な振る舞いは無い

執事にとって清楚で純白なイメージは好ましい

(第1関門は突破、と云ったところかしら)

踵を返して、部屋のソファに座る

今回はとある企業の社長夫人達とのお茶会

別に、腹の探り合いだとかそんな真っ黒なものは無いが

社交の場としても恥をかくことはしたくなかった

『お茶をいれて下さる？』

簡単なテストのつもりで出した“御願い”

まだ若手の様に見える彼の事だ

及第点が取れれば合格にしようと思っていた

だがしかし＿＿

「御意」

私は彼を見誤っていたらしい

…