【名探偵コナン】有能過ぎる転生執事【男主】 (ページ14)

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第13話ページ14

松田side

「じんぺーちゃん！俺、やったよ！」

褒めて褒めてー、と走り寄ってくる幼馴染

お前は犬か

でもまぁ、今回は褒めてやらないといけない様な事をやってのけたんだ

改めてコイツのコミュ力は凄いと思う

だって“あの”羔野と話したんだから

容姿端麗、才色兼備、

ミーハーも手を出すのを躊躇うレベルの美形と＿＿

「宜しく御願いします、って言ってくれたー！」

知ってる

席は遠いけど、ちゃんと見てたし

「会話が成立したー！」

それも知ってる

同じ学校だった奴らが全員目を見開いてた

はしゃぎまくって語彙力が低下している萩原を適当にあしらい

話題の中心人物が座る席を見る

そこには相変わらず小難しそうな本を読む羔野がいた

あぁ、前は洋書を開いてたな

しかも挿絵に人体模型みたいなのが載ってたから

あれは多分、医学書とかそういう類だ

……ホントに彼奴は12歳なのだろうか

結構真面目に心配になってきた

中身が大人だったって聞いても驚かないと思う

むしろそっちの方が納得出来るし

「…ねぇじんぺーちゃん、」

急に大人しくなった萩原に目線を戻す

『ん、なんだ？』

…

俺さ、

羔野と仲良くなりたい

…

…

＿＿そんなの、俺もだよ