すの短編集2

実は〇〇だった！？(なべさく)M.有宮間さんリク ページ7

阿部side

今、翔太と佐久間が目の前で喧嘩してる…
なんていうか…すんごい迷惑…
付き合ってるからなのかすぐ喧嘩する…
あ、付き合ってるって知ってるのは佐久間と仲のいい俺と、翔太と幼なじみの舘さんだけね？
後のメンバーが聞いたらびっくりするだろうな
「なんでいつも分かってくれないの？」
「は？なんの話だよ！」
「俺がなにかしてる時は話しかけないでって言ってるでしょ？」
「別にいいじゃん！俺がいつ話しかけようが…」
「もう翔太は何も分かってない…ほんと最低…」
「はいはい、最低で結構…」
「な…もう翔太なんか知らない！」
「俺も佐久間なんか知らない！」
はぁ…拗ねるとすぐあれなんだから…

で、もちろんこうなった時に来るのは…
「あべちゃん…」
そう佐久間…
舘さんの方には絶対翔太がいく…
もう勘弁してほしいわ…
「はいはい、どうしたの？佐久間…」
「翔太酷いの…」
「…仕方ないな…佐久間はさ、ほんとに翔太に話しかけられるの嫌い…？嬉しくないの？」
「いゃ、嬉しいよ？嬉しいんだけど…」
「けど…？」
「アニメ見てる時には声掛けて欲しくないから…」
「そっか…ならさ…そう言ってみれば？もう1回…俺も後ろで見守っててあげるから…」
「…う、うん…そうする！」
よし、それでこそ佐久間だ…

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