Changmin～告白～9 (ページ10)

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ソウルで　5　（CM　Side）ページ10

ラジオ収録が終ってから、ユノヒョンに誘われて彼の友人たち(実は警護専門のスタッフなんだが、彼にかかると友人扱いにすぐなってしまうんだ)と二人のマネージャーといっしょにボーリングに行った。

ストライクを次から次へ出して自分の実力を誇示するヒョンに、負けず嫌いの僕は大いに刺激される。

どんな状況下でも、今やることに全力で集中するユノヒョン。

彼の遊び方を見ていると、僕たちがどんなに深刻な事態にあるのかさえ忘れそうになってしまう。

別にその話題を避けているのではないんだ。

そんなことより今は目の前の10 本のピンをどうやって全部倒すかが最重要事になっているのだった。

そこには、つい先ほどラジオの収録時に抱いていたはずの辛い思いの形跡がきれいさっぱりなかった。

僕はいろいろ解けないわだかまりが心に澱んでいるばかりか、それがいつかクリアになることがあるのかさえも想像できない。

なのに、彼は、抱いていた悲しみは深いはずなのに、もう前を向いて歩きつつある、少なくともそのような努力を少しずつでもし始めている、そんな印象を強く感じさせられるのだった。

もちろん実際はそうではなかったのだけれど…。