Changmin～告白～9 (ページ37)

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翻弄されて　1　（私　Side）ページ37

『ヒョンを寝かせてきますね』とチャンミンさんは慣れた様子で酔っ払いを自分の宿所に連れて帰った。

どちらがどちらの世話役かわからないぞ。

ユンさん、あれで朝起きれるのかな～、7時撮影所集合って言ってたっけ、と心配になる。

まあ、まだそんなに遅い時間ではないものの。

しばらくして戻ってきたチャンミンさんは、食器を洗い始めていた私のところにまっすぐやってきて、私の背後から抱きつき
『ヌナ～』と甘えてきた。

「チャンミン君、Aに完全に惚れてるね」と言ったヒデちゃんの言葉がパッと蘇える。

「こっち向いて」と
有無を言わさず、私の体を半転するチャンミンさん。

洗剤の泡がついた両手を、彼に当てないように、どこに置きようもなく広げた私の、顎をクィッと上向かせ、熱いキスを下ろしてきた。

あまりに突然のことにされるがまま状態。

いやぁ、私の小さからぬ部分が正直に嬉しいと感じている。

あまりに長い口づけに、壊れそうな私。

ああ～、心臓がもたない…、私の中の奥深くが震えている…、膝から一気に力が抜けてくるようだった…。

涙がにじんできた。

でも、あんなにつれない態度を見せたのに…ちっとも効いていなかったようだ。

どうして私の心をかきまわし乱すようなことをするの…？

やっと唇を離したチャンミンさんは満足そうな声音で
「明日の撮影場面の練習」と息をつぐ私の耳にささやいた。

「もっとして欲しい…？ヌナ…？」