Changmin～告白～9 (ページ35)

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済州で　11　（CM　Side）ページ35

食事が終わるころにはユン氏ももう出来上がっていて、わざとAさんの方に寄りかかってみたり、酔っ払いの兆候が見られた(笑)ので、
『美人とのツーショットを奥さんに送ろうかな～』
と脅して、宿所へ連れ帰った。

5人でいたときにも何回も酔っ払ったヒョンたちの介抱をしたことがあるから、こんなことはお手のものだ。

Aさんと二人きりに早くなりたくて、酒に弱くもないけれどさほど強くもないユン氏にどんどんビールと焼酎を勧めていたんだ。

…明日は早いんだけどね。

こんなに早くつぶれてくれて、ありがとう、って思わず口に出すところだった。

好きになっちゃいけない、という呪文があっても、やっぱり止められない。

数日間置いてまた会って話して見ると、あらためて強い想いを抱く。

ユン氏に『姉ですよ』と言った時には心底そのつもりだったのに、Aさんの傍にしばらくいたらそんな気持ちは氷が解けるように流れていってしまった。

一線を引かなくちゃいけなくても、やっぱり一緒にいたい。

そして一緒にいれることが、僕の重いこころの開放になるんだ、と胸が痛くなるほどの強い思いに動かされる。

開放されたい。

いろいろなものから、開放されたい。

いや、実は自分自身から一番解放されたかったのかもしれない。