Changmin～告白～9 (ページ22)

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帰国　2　（私　Side）ページ22

私の両親は、女は結婚をするのが幸せ、という風なことは全く考えていない人たちだけれど、それでも孫の顔は見たいという気持ちが強いんだなあ、これが。

その孫が、ヒデちゃんとの間にできた子ぉだったら、二人とも残りの人生を有頂天で過ごせるにちがいなかった。

まあそれは、かわいそうだけどいい加減、ホンッマにあきらめてもらわないとね…(怒)。

おととい、本当に久しぶりにヒデちゃんに抱かれてしまった私には、後悔なんて全くないけれど、そのままずるずると関係を続けるということは到底できるものではなかった。

自分の欲に負けてしまった私にこう言う資格はないかもしれないけれど、人の不幸の上に成り立つ幸せというものはない。

私たちがこれ以上を望めば、不幸になるひとはミンナさんばかりではないのだ。

また、どんなに惹かれあっていても成就しない関係は、この世界中でそれこそ星の数ほどもあるに違いない。

私とヒデちゃんはそういう中の一つ、であるということ、それ以上でもそれ以下でもない。

そんな風に考えながらも、涙が零れ落ちてくるのを止められない。

17歳のあの時から全然成長してへんなあ、私。

もう彼のことを本当にあきらめて、忘れなあかん。

そういう結論に達した私は、母にお見合い話があれば受けるからと伝えた。