Changmin～告白～3 (ページ13)

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追憶　13 ページ13

見送りから戻った両親が私の残したメモを見て病院に来て事実を知ったとき、母には大泣きされた。

でも自分自身でさえも知らなかった妊娠、そして流産のことはヒデちゃんには絶対内緒にすると約束してもらった。

こういう形で結果が出た、ということは、私とヒデちゃんにはそういう縁がなかったと言うことなんだ、と私は自分に強く言い聞かせたのだった。

ヒデちゃんも私との関係に一線を引くと決めたのだから、このことで彼の心を永遠に縛り付けたくはなかった。

最後のぎこちなさいっぱいのデートで、キスさえもしてくれなかったことに、彼の決意の固さを見てしまっていた私は、一ヶ月近く泣き続けたあと彼への想いを封印したのだった。

いっそ、ヒデちゃんを嫌いになれれば楽だった。

今思うと、信じられないくらい健気な17歳だったなあ。

もっとあの時甘えていれば、違う人生を歩んでいたんだろうに…。

いっぺんに記憶が鮮やかに蘇ってきた私は、幼かったあの頃の私自身のためにまた心の中で涙を流した。