Changmin～告白～10 (ページ7)

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切ない夜　2　（私　Side）ページ7

こんな、どこにでもいるような女を、なぜこんなに気遣ってくれるのか…。

これって大切に想ってくれてるってことなんよね。

でも、彼の気持ちを素直に受け取って、そのまま恋愛関係に入っていいものかどうか、という問いには答えが見つからない。

こんがらかり過ぎの私の頭。

相手は芸能人、それも全世界にファンがいる、あまりにも年下の若者。

そして誰にも相談できない悩みに、こころは迷うばかりだった。

三日目の午後に護衛兼運転手の車で戻ってきたユン氏とチャンミンさん。

やはり恋愛相手ではなく、弟を支える姉の役を選ぶ決心をした私は、私の前にうなだれて立ったチャンミンさんをしっかり抱きしめた。

彼の幸せを祈る、という強い想いは愛だの恋だのを飛び越えて存在するはず…と、自分に強く言い聞かせる。

『ごめんなさい』というチャンミンさんに、泣くほどのケンカをしたのか、とユン氏があっけにとられている。

私はただ
『だいじょうぶよ…、私こそごめんなさい、過剰反応しちゃったね、私…』
と抱きしめるだけだった。