Changmin～告白～10 (ページ6)

今日:4 hit、昨日:10 hit、合計:95,259 hit

切ない夜　1　（私　Side）ページ6

それから、二人はずっと撮影現場に滞在して、ユン氏曰く、『今まで撮り遅れていた分を取り戻し、またとにかく彼一人のシーンの撮りだめ(12月中は日本での活動が予定されているので)』に、二晩徹夜をして三日目の午後にやっと帰ってきた。

その間、電話に出ないとわかって、何度かメールで謝ってくれたチャンミンさん。

返信をすることを躊躇するばかりの私。

なぜなら、あの夜の自分の行動と気持ちを省みると、結局自分の過剰反応だった、としか思えなくなっていたのだから。

中学生か高校生のようなそんな傷つきやすい年頃でもないのに、私、本当にどうした。

しかも、キスを受け入れた時点で、雇用されている自分が持つべきけじめをきちんとつけれていないし。

堂々巡りのように何度も、あまりのプロ意識の欠如、という自分ながらあきれてしまう結論に達してしまう。

謝るべきは自分なのに気後れして電話を取れない。

だけれど、何件ものメール数はすでにそれだけで私の心を強く揺さぶっていた。