Changmin～告白～10 (ページ36)

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必然　3　（私　Side）ページ36

ややあって、シンさんが更の色紙とペンをもってきた。

「今夜の記念や」

「ミーハーやねぇ、シンさん。意外やなあ。」

「ミーハー、ってなんですか？」とチャンミンさん。

「芸能人好き～、っていうことやね」と、私。

「ははぁ、僕確かに芸能人ですね～」
と、色紙にサラサラと自分のサインを書くチャンミンさん。

その色紙を嬉しそうに手にとって、ユノさんにももろうとけばよかったなあ、とつぶやいたあと、
「もう5人やないの？」

おお、直球できたな、シンさん。

チャンミンさん、シンさんの顔をチラッと見て目を伏せる。

「シンさん、あとの三人がな、事務所に対して訴訟起こしはったの、ユノさんとチャンミンさんの知らんとこで…」

「そっか、人生いろいろやなあ～。
有名人でも一般人でもそういうとこは一緒やなあ～…世間的な影響で見ると大きな差ぁやけどな」

シンさんの彼に注ぐ視線が、急に柔らかくなった。

自分の子供に話し聞かせるような遠慮のない口調だ。

しかも韓国語じゃなくて、長年(四十年以上？)使い慣れている言葉…(ふふっ)。

仕事の時は私にもちょっとあらたまった話し方をするけれど、仕事を離れると急におやっさんになる(笑)。