Changmin～告白～10 (ページ29)

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生ユノ　6　（私　Side）ページ29

店内に入ってテーブルにつく前に、皆のジャケットやコートを受け取って少し離れた椅子に置きに行く。

一番上にあるのはユノさんのジャケット、匂いをかいで見たい衝動に、胸のところで持ち直してしまう(恥)。

そしてシンさんを含めお互いを紹介して、
「初めまして、ユンホです」
と私の前に出された綺麗な長い指をもつ手。

顔を上げると、なんという優しい目。

「あ…Aです」と名前を言うだけの短い間に、もうどもっている自分に、いっぺんに顔が赤くなる。

すぐにビールから始まった食事。

それからずっとほとんど韓国語だけの会話に、話されている内容はわかるものの、全く頭に残っていない、という、人生初めてのフワフワした心もちで、一瞬にして心を奪われるというのはこういうことか、と一人納得している自分がいた。

胸が一杯で食べられない。

実はいろいろな動画を観漁っていくうちに、ユノ落ちしてしまっていた私。

どんな時にも手を抜かないダンスに、彼の真っ直ぐな人間性を垣間見て、そのダンスの巧みさとともに目を離すことができなかった。