Changmin～告白～10 (ページ21)

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恋愛対象　7　（CM　Side）ページ21

翌朝、女性のいらだったような声で目を覚ました僕。

ん？？

Aさんが珍しく誰かに怒ってる、かなりのお怒りモード？

はっきりしない頭で聞き耳を立てると、ユン氏のぼそぼそとした言い訳しているような声が聞こえてきた。

言い争いの内容は全くわからないけれど、ヒョンを救出しないといけないような気がして、
『ヌナ～、ヒョンを許してあげてくださ～い』
とダイニングルームに出て行った。

と言っても会話さえできないグダグダの状態。

寝たりないような気がするのに、Aさんからシャワーを浴びるように命令され、やっと目を覚ました僕だった。

少し遅い朝食を終わって、バタバタと準備をする。

僕らしくないけれど、まあこんな時もあるさ。

今夜はAさんのお店に訪ねて行ける、と思うと気分は高揚するが、明日は歌謡祭でのライブだと思うとまた胸がモヤモヤしてくる。

だからユン氏が忘れ物を取りにいった隙に、Aさんを抱きしめる。

「元気注入」

あ、また僕の匂いをかいでいるな、Aヌナ…。

僕が気がつかないと思っているのか、ふふっ、バカだなあ。