アントニオの涙 ページ6
ルイーサ「アタシも行くよ」
A「あら、ついて来てもいいけど無理しないでね。家族を絶対護らないといけないなんてルールないから」
ルイーサ「うん。じゃあ行こう」
フリエッタ「気をつけてね!」
大きな声でフリエッタが言うと
Aも手を振り返した
A「さて・・・ドロレス、アントニオの声を捜してくれる?」
ドロレス「えぇ。木が揺れる音と啜り泣きの音・・・きっとこれ」
ミラベル「ならあそこの小さい森じゃない?」
ドロレス「そうね、小さい滝が流れる音も聞こえるし」
全員で小さめの森へ向かった
ペパ「アントニオ〜!!いるなら返事して!」
A「・・・ねぇカミロ、この足跡ってアントニオの?」
カミロ「確かめてみる」
カミロは試しにアントニオの姿になって
足跡の上に立ってみる
カミロ「間違いない、アントニオのだ」
もとの姿に戻って言うカミロ
A「だったらこれを辿ればいい話ね。みんな!ついてきて」
Aはそう言うと、アントニオの足跡を追った
ルイーサ「どう?アントニオ近い?」
ドロレス「・・・えぇ、聞きやすくなってる」
A「あっ・・・」
Aは声を零した
ペパ「アントニオ!!」
そこにはしゃがみ込むアントニオがいたのだ
ペパ「心配したのよ、朝食のときからいないから!」
ペパは涙ぐみながらアントニオを抱きしめる
A「アントニオ、蛇はいた?」
首を横に振るアントニオ
アントニオ「昨日の夜からいないんだ」
アントニオにとっては蛇が心配でならない
でもペパ達はアントニオが見つかって一安心だった
ミラベル「1度カシータに戻ろう。みんながご飯作って待ってるよ」
ミラベルが見つめるアントニオの瞳からは
1粒の涙が零れる
A「また一緒に捜しましょう。おいで」
カミロ「そう遠くへは行ってないはずだよ」
Aとカミロはゆっくりとアントニオの頭を撫でる
みんなでアントニオを励ましながら
カシータへ歩いて行った
51人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アン - コメントありがとうございます!凄く嬉しいです。更新頑張ります!! (12月14日 15時) (レス) id: e44e5248e0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルマル(プロフ) - 更新頑張ってください!(*'ω'*) (12月14日 13時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アン | 作成日時:2023年12月3日 11時