ここにいて ページ37
サニー「・・・違う、かな?」
カミロ「そんなことないって言ったらどうするんだ?」
サニー「なら君もAさんを狙っているということだろう」
カミロ「あぁそうさ。サニー、アンタよりかはAに詳しいよ俺」
一気に空気が悪くないっていく
サニー「まぁ確かに、僕は一目惚れだったけど・・・君はどうなんだい?」
カミロ「そりゃあたくさん話して関わってからだよ」
サニー「見た目には惹かれなかったのか」
カミロ「見た目も綺麗で大好きさ。サニーは見た目『だけ』しか見てないのか?」
いつもは優しいカミロも
Aのことになれば本気になる
サニー(彼の目は本気の様だね・・・)
サニーもそれを悟っていた
サニー「だったら勝負するかい?Aさんを賭けて」
カミロ「嫌だね」
きっぱりと断るカミロにサニーは驚いた
サニー「おや・・・勝負事は嫌いかな?」
カミロ「勝負なんかでAを手に入れたくない。俺は本気でAが好きなんだ」
サニー「あぁわかる。心の色がそう言っている」
カミロ「さっきから占い師みたいなことを・・・」
上から目線なサニーの態度に、カミロはいらついてくる
サニー「でもこれだけは言えるさ」
サニーは煽る様にしてしゃがみ、カミロと目線を合わせる
サニー「『Aさんは僕を愛すだろうね』」
カミロ「ッッ・・・!?」
目を合わせると
少し頭に痛みが走る
サニー「焦らない方がいい。余計・・・僕にチャンスが回ってきてしまうよ」
バチンッッッ!!!
カミロ「は」
電気に似た音と共に、サニーは姿を消した
A「カミロ!よかった、ここにいたのね」
Aがカミロを捜してここにやってきた
カミロ「A・・・」
A「ねぇ、元気ないけど大丈夫?」
Aの姿を見ると気持ちにモヤがかかる
カミロ「嫌だよ・・・行っちゃ嫌だ・・・・!」
目をギュッと強くつむり
Aを勢いで抱きしめる
A「・・・何があったかはわからない。でもいいわ。たくさんお泣き」
優しい声でAが言うと
カミロはただひたすらに
声を殺して泣いた
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アン - コメントありがとうございます!凄く嬉しいです。更新頑張ります!! (12月14日 15時) (レス) id: e44e5248e0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルマル(プロフ) - 更新頑張ってください!(*'ω'*) (12月14日 13時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アン | 作成日時:2023年12月3日 11時