愛は空に舞う ≪ミラベルと魔法だらけの家≫

また口に出しちゃった ページ32

A｢･･･あれがサニー？｣







2人は家の物陰からアルマとサニーの様子を見ていた








カミロ｢なんかやらしい奴･･･｣








しれっとサニーの悪口を言うカミロ








だがカミロの言う通り、見た目は結構チャラチャラしている








A｢アタシあんなチャラ男とは付き合えないわ｣








カミロ｢チャラ男以外とも付き合わないでよ｣








A｢･･･え？｣








カミロ(うぅんまた口に出しちゃった☆)








もう一周回って開き直ってしまっている








カミロ｢とりあえずあの2人に話を･･･｣








A｢危なくない？｣








カミロ｢あぁそうか･･･無理矢理言ったら変に思われる｣








カミロはどうしようか必死になって考えている








だってAを他人に奪われたら終わりだから








A｢じゃあアタシが･･･｣








カミロ｢･･･マジで？｣








A｢いや、顔は見れた。あとは日にちを聞けばいいのよ。そうすれば不自然じゃないでしょ｣








カミロはコクッと頷いた








聞いてみると、日程は明後日に決まった様だ








A｢明後日かぁ･･･｣








カミロ｢嫌なの？｣








A｢決まってるわ！会ったこともない男性といきなりお付き合い前提で話をするのよ!?｣








Aは大きくため息をつく








A｢イサベラのことがあったから、もうこんなことは二度とないと思ってたのに｣








イサベラとマリアーノの2人








強制的な結婚はダメだとミラベルが言っていたはず








カミロ｢なんか･･･おかしいよね｣








やっぱり2人の中で思い浮かぶ言葉は








『おかしい』だった








A｢とにかく明後日、彼から話を聞いてみるわ。何か･･･わかるかも｣








カミロ｢あんまり無理したらダメだよ？｣








A｢わかってるわ｣








でも正直言ってとてつもなく不安








A(そんな正直･･･カミロに言えない)








カミロ｢ねぇ待って｣








A｢！｣








カミロに壁ドンで引き止められた








カミロ｢気ぃ使ってるんでしょ｣








A｢使ってないわよ｣








カミロ｢ホントは不安だったりするんじゃないの？｣








完全に図星だった








A｢･･･不安だって言ったら･･･あなたはどうするのかしら｣

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