愛は空に舞う ≪ミラベルと魔法だらけの家≫

あー会いたくない会いたくないよー ページ31

A｢･･･ﾊｧ･･･｣








カミロ｢A？｣








A｢あっ、ちょっとカミロ･･･｣








思いっきり通常状態でやって来たカミロ








カミロ｢なんかあった？｣








A｢別に何もないわよ｣








でもカミロには見えている








Aの赤く腫れた目が








カミロ｢なんで泣いてんのさ｣








A｢どうしてわかるのよ｣








カミロ｢目腫れてるから｣








何も返事ができない








カミロ｢何かあったなら話聞くって｣








A｢････婚約｣








カミロ｢ん”っ･･･｣








水を飲んでいたため吹きそうになるカミロ








A｢サニーって知ってる？その人がアタシと婚約したいって･･･｣








カミロ｢･･････ない･･･｣








A｢あなたも知らない？｣








カミロ｢えっ、あぁうん知らない･･･｣








本当は『知らない』とは言っていない








カミロが言った言葉







『許さない』







だがAには届いていなかった







A｢アタシ会いたくないわ、サニーのこと知らないのよ｣








カミロ｢知らないのに婚約っておかしくない･･･？｣








A｢ねぇそうでしょう!?絶対おかしい！｣








軽くテーブルを叩いてキレ気味のA








A｢だから･･･会いたくない･･･婚約もしたくない｣








カミロ｢なら俺といよう｣








Aの頭にはてなが浮かぶ








本人も言ってから相当恥ずかしかった様だが







もう遅いと話を続ける







カミロ｢調度 山にひびが入ってて出れるから･･･そこから｣







A｢でもばれない？｣







カミロ｢俺に任せてって。俺はAの味方だから｣







そう言ってカミロは







座っているAを抱きしめてやった







A｢･･･カミロ｣







カミロ｢ん？｣







A｢その時はよろしくね｣







ハグされても全く動じないAに







カミロはちょっとビックリ







A｢今はカミロだけが頼りになるから｣







カミロ｢･･･今だけじゃなくていつでも頼ってよ｣







A｢････えっ｣







カミロ(わぁ”凄いこと言った俺･･･！Aビックリしてるって、これどうすればいい!?)








カミロは軽く1回咳ばらいした後言った








カミロ｢絶対･･･守るからね｣

また口に出しちゃった→←※ごめんなさい、ちょいとお知らせ

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