ビジョンの全て ページ26
ブルーノ「この辺で割って・・・さっきの強風でどこかへ飛んで行っちゃったんだと思う」
カミロ「ちょっと聞くけど、ブルーノおじさんは持ってないの?」
ブルーノ「隠そうと思ったんだけど、風が吹いてきて」
A「まぁいいわ、とりあえず捜しましょう」
ブルーノの証言をもとに
3人で欠片を捜し、あれから既に3つ見つかった
A「これ・・・全部でいくつなのかしら」
カミロ「わからない。でも合わせてみればわかるんじゃない?」
Aはしゃがみ込み
ビジョンをパズルの様に組み立てていった
A「あと3つか4つ辺りかしら?ここが見つかってない」
ビジョンの端っこを指差すA
カミロ「じゃあ捜そう」
ブルーノ「きっと風に飛ばされたならこっちに・・・」
ブルーノが向かって行った方角の植木鉢に
ビジョンの欠片が落ちていた
カミロ「やった!見つかった」
A「・・・2つ一気に落ちてるわ。あと1つかも」
ブルーノ「あ、あの・・・2人とも」
ブルーノは小さな声で2人を呼ぶ
ブルーノ「そこにあった」
こっそりと欠片をAに渡した
A「ありがとう、ブルーノおじさん。これで完成かしら」
急いで調度いいお盆を持ってきて
ビジョンを完成させた
A「できた・・・!2人とも、協力してくれてありがとう」
カミロ「とんでもないよ」
改めて見てみると
本当にAとカシータが写っており
エンカントを救っている様に見える
ブルーノ「ねぇ・・・これ」
横から見ていたブルーノが、静かにお盆を傾けた
カミロ「え・・・・?」
するとビジョンに写ったのは
カシータとエンカントだけ残され
Aが消えてしまっている
ブルーノ「最初に見たとき気付かなかったよ・・・」
カミロ「ならエンカントを救ったらAに危険が及ぶの!?」
その言葉に、Aは黙り込んだ
ブルーノ「そういうことなのかもしれない」
カミロ「A・・・」
カミロは心配の眼差しで
Aを見つめた
51人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アン - コメントありがとうございます!凄く嬉しいです。更新頑張ります!! (12月14日 15時) (レス) id: e44e5248e0 (このIDを非表示/違反報告)
ジルマル(プロフ) - 更新頑張ってください!(*'ω'*) (12月14日 13時) (レス) id: 01b486c023 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アン | 作成日時:2023年12月3日 11時